待機児童解消のため、保育園の新規開設に乗り出す自治体。もしかすると、保育園の開設を急ぐあまり、周辺の環境や安全性について、十分な議論がなされていない面もあるのかもしれません。
保護者としても、もちろん安全な保育園に預けたいという思いは強いのですが、一方で「多少狭くてもいいから、とにかく保育園に入らせてくれ!」という、切実な保護者の声も大きく聞こえてきます。安全を担保しながら、待機児童を解消していくことは、ただ単に「保育園を建設すればOK!」という簡単な問題ではないようです。
保育園の建設が断念されたことは、とても残念な問題ではありますが、それを周辺住民を悪者にするだけの報道で集結させてしまうのは、果たして正しいのでしょうか?
地域の理解あってこその保育園。安全で、温かく見守られる園を開設するには、地域住民、自治体、保育園、そして保護者が、保育園を取り巻く問題を共有し、思いやっていくことが大切なのだと感じます。










