パパイヤ期ってなぜ起こるの?
パパイヤ期の原因はズバリ「ママ大好き期」であるということ。つまり、イヤイヤの原因のほとんどが「ママに安心を求めたい」という気持ちの現れなのです。パパイヤ期が見られるという1歳半〜3歳(個人差あり)までの子は、まだ自分の持ちや思いを言葉で表現することが難しく「パパも好きだけど、今は大好きなママにやってほしい」が、結果的に「パパはイヤ!」となってしまうようです。
また、パパだけではなく、ママ以外のみんなを嫌がり拒否する時期でもありますが、これも成長過程の一つで、本当に嫌いになった訳ではないので安心してくださいね。
パパイヤ期の対策4選
成長過程で見られる現象と頭では分かっていても、やはりかわいい我が子に拒絶されるとパパは悲しいもの。そして一緒に過ごす時間の長いママにとっては、愛されてうれしい一方で負担が増えてしまう面も。そこでパパとママを救うべく「パパイヤ期」にできる対策を4つ紹介します。
1:子どもの気持ちを受け止め共感しよう
「ママがいい、パパはイヤ」と面と向かって言われるとパパはショックですが、これも成長の一つ。悲しい気持ちをグッと堪え「そっか、ママのこと大好きだもんね。ママがいいよね」と言葉にして共感してあげてください。
気持ちを理解してもらえたうれしさや安心感から「ママじゃなきゃイヤ」ではなく「パパもいいかも」の気持ちに繋がり、パパイヤ期が早く終わるかもしれません。
2:めげずに子どもと積極的に関わろう
子どもと過ごす時間を積極的に作り、パパにしかできないダイナミックな遊びや子どもの好きな遊びを一緒に楽しんでみてください。
楽しい時間を共有することで、信頼関係を深めることに繋がり、パパを嫌がる気持ちも落ち着いてくると思います。
3:パパの役割を決める
お風呂、寝かしつけ、着替え、歯磨きなど、パパが無理なくできそうなことで良いので、何か一つパパ担当を決めてみてください。初めは嫌がる姿も見られるかもしれませんが「これはパパと一緒にやること」と子どもの中で認識されることが大切です。
それが当たり前となり、パパと楽しくできるようになりますよ。
4:ママとパパの連携プレーを大切に!
1番重要なのは、パパとママが協力し合うこと。子どものパパイヤイヤな姿を見ているとママも複雑な気持ちになると思いますが、ここでパパと子どもをうまくつなげるにはママの関わりもポイントとなります。
まずは、パパと子どもで過ごす時間を多く作れるよう夫婦で協力しましょう。ママの姿が見えないところでは、案外パパを頼り仲良く楽しい時間を過ごせているなんてことも…。また、パパのことを大好きな気持ちや素敵なところを言葉にして伝えていくことも大切です。
大好きなママが直接子どもに「パパのいいところ」を伝えることで「パパってすごい!」「かっこいいな」と感じるようになり、パパイヤ期も早く過ぎていくかもしれません。
注意!これだけは絶対にやらないで
過ぎ去るのが待ち遠しいパパイヤ期ですが、焦るあまりやりがちなNG行動があります。
1:子どもの気持ちに反する声かけをする
「パパでもいいでしょ」「ママばっかりじゃだめ」といったイヤイヤ期の心理に反する声かけは子どもを不安にさせてしまい、逆効果になる可能性大です。
感情的にならず「今はそういう時期」と割り切って関わりましょう。
2:嫌がっているのに構いすぎる
「好かれてもらえるように頑張らなきゃ」と頑張り過ぎてしまうと「ママに安心を求めたい時期の子ども」は心の準備が追いつかず戸惑ってしまうので注意が必要です。
しつこくしすぎないように、適度な関わり方を意識しましょう。
3:育児から離れる
構いすぎに注意とお伝えしましたが、嫌がっているからといって距離を取り、育児から離れてしまうのも逆効果。パパとの関わりがなくなると、パパイヤ期が落ち着くころには、パパから気持ちが離れてしまうことも。
ポイントは、子どもの気持ちに寄り添いながら「少しずつ」きっかけを作り関わっていくことです。
パパイヤ期には個人差あり、気長に関わって
「パパイヤ期」=「ママ大好き期」であるとお伝えしましたが、必ずしもすべての子どもにパパイヤ期がくるわけでありません。もしこの時期が到来した際には、子どもの心理を理解し、成長の一つであると前向きに捉えながら向き合ってみてください。
夫婦で協力して乗り越えれば、パパイヤ期が終わるころには、家族のきずなもグッと縮まっていること間違いなしですね。