意外と悩む「先生へのプレゼント」
保護者の方々が悩みながら選んでくださる、先生へのプレゼント。いつも温かい気持ちをうれしく思いながら受け取っています。
保育士を何年も続けていると、節目でさまざまなものをいただくことがあります。その中でも卒園関係のものは思い入れもあり、今でも大切に使っていたり、保管しています。
一方、保護者の方からすると、どんなものが実用的なのか、また喜ばれれるか、難しく感じますよね。保護者間では、役員の会長さんや、保護者会のリーダーの方を中心に話し合って決めたり、謝恩会担当を作った上で意見を集めて決めたりすることがあるようです。予算もあるので、プレゼントを選ぶのも大変なのではないかと想像します。
ここからは保育士の立場から、いただいてよく使ったものやうれしかったもの、反対に少しだけ困ってしまったプレゼントもご紹介します。
うれしかったプレゼント
うれしかったプレゼントは、実用的だったり、思い出を振り返ったりできるものです。あくまで私の個人的な感想ですが、参考にしていただけたらと思います。
1. ボールペン
いただいたプレゼントの中で、一番活用したものはボールペン。保育士は日常的に書き物の多い職業ですので、プレゼントでいただいたものも良く使っていました。
最近は名前入りなどもネットで簡単に作れますし、メッセージ入りのボールペンも作ることができるようです。短いメッセージを入れるのもいいですね。
2. 花束
人によるとは思いますが、幼稚園の先生や保育士はお花が好きという人がたくさんいます。大きな花束をいただく機会はあまりないので、花束は印象的です。園や家庭でお花を飾って余韻に浸ることもできますし、ずっと残るものではないので邪魔になることもありません。
花束以外にも、フラワーボックスはおしゃれで持ち運びやすいですし、ブリザーブドフラワーならお世話いらずです。先生の好きな色や、クラスのイメージカラーで作ってもらうと、よりうれしいでしょう。
3. アルバム
心の底からうれしかったものは、アルバムです。人数分の写真と手紙が貼ってあるアルバムをいただきました。
なかなか見ることができない家庭でのお子さんの写真と、あたたかなメッセージが書かれた手紙を読んだときは、涙があふれました。私の一生の宝物です。
実はちょっと困ったプレゼント
プレゼントをいただけることは本当にありがたいのですが、実は少し困るかも?というものもあります。もちろん人によるものなので絶対NGということはありませんが、参考程度にごらんください。
1. エプロン
背中が見えないようなデザインでないと不可、キャラクターもの不可、色や柄の指定、サイズ感の指定など、園によってさまざまなルールがあるケースがあります。
エプロンは保育士のユニフォームなので、プレゼントをしてもルールや好みに合わなかったらあまり出番はないかも。せっかくいただいても使えないとなると心苦しく、ちょっと困ってしまうかもしれません。
2. かさばるもの
大きめのものを送りたいときは、一度「置き場所はあるか」「家に置いても邪魔にならないか」など、プレゼントした後のことを想像してみるのがいいでしょう。
ずっと残せるものの良さもあれば、いずれ消える消耗品の良さもあります。保護者同士で冷静に話し合ってから決めると、より素敵なプレゼントになると思います。
うれしいのはものより気持ち
忙しく、時間をとることが難しい中、保育士へのプレゼントの用意をしてくださる保護者の方に感謝しています。
保育士の立場で言うと、贈り物そのものよりも気持ちの方がうれしいです。あまり深く考えすぎなくて大丈夫。保護者の方同士の話し合いの場で迷ったときは、この記事も参考の一つにしていただけたらうれしいです。