1. トップ
  2. トレンド・イベント
  3. トレンドニュース・話題
  4. 【保育士解説】つい、言ってない?「置いてくよ!」に潜む落とし穴

【保育士解説】つい、言ってない?「置いてくよ!」に潜む落とし穴

言うことを聞かない子どもにイライラしてしまうことって、日常茶飯事ではないでしょうか?そんなことが重なると、つい言ってしまいがちなのが「置いていくよ!」といった脅し言葉。本当に置いていくわけではないけど、子どもが言うことを聞くからつい言ってしまいがち…。しかし、また同じことの繰り返しになってしまい、根本の原因は解決できないままになってしまいます。この記事では、保育士・まりこ(@mamababy_cococolor)が「置いてくよ!」などの脅し言葉を他の言葉に置き換える方法をご提案します。

PIXTA

なぜ、「脅し言葉」を使ったらいけないの?

怒る PIXTA

「置いていくよ!」に代表される脅し言葉。

しかし、脅し言葉を実行することってありますか?「置いていくふり」をして、実際には置いていかないと思います。

でもこれって、実は「子どもが大人を信頼しなくなる」というのを知っていますか?子どもも、本当に置いていかないのを知っているので、だんだん効果がなくなるのです。

そこで、脅し言葉を使わない言葉かけのポイントを「3歳まで」「3歳以上」にわけてお伝えしますね。

3歳までの対応

怒る PIXTA

イヤイヤ期真っ最中の子どもは、何を言っても聞かないので、親もイライラしてしまいませんか?

だけど「ちゃんと理由も言ったほうがいいって聞くから、きちんと言ったほうがいいのかな。」と考えて、ついクドクドした話しかたになってしまうことも…。

でも、3歳までの子どもは「〇〇が△△で□□だからダメだよ」というような、長い文章は理解できないのです。

3歳くらいまでは「一文を7文字程度にして簡潔に伝える」ことを意識してみましょう。

3歳以上の対応

親子 PIXTA

3歳すぎから、大人の言うことも少しずつ理解できるようになります。また、他人の気持ちにも気づきはじめる時期にさしかかってきます。

泣いている時は、気持ちが高ぶっていて話をするのは難しいため、まずは落ち着かせるのが先決です。

気持ちが落ち着いたら、「ダメなのは〇〇な理由だよ」と繰り返し伝えるのが大切になりますよ。

「してほしい行動」を言葉で伝えよう

親子 PIXTA

「脅し言葉」はその場では効果があっても、長期的に見ると効果が薄くなることは、実感しているのではないでしょうか。

それは、子どもが「どうしてダメなのか?」の理由や背景までは理解できないからなのですね。

「走らないで!」よりも「歩こうね」

「触らない!」よりも「見るだけだよ」

こんな風に、「〇〇がいいね」と、してほしい行動を言ってあげるほうが、子どもが理解して行動しやすいのです。

ぜひ、子どもに伝わりやすい言葉かけで、親のイライラ時間を減らしていきましょうね。

まりこ(@mamababy_cococolor)のインスタグラム

命を守る「遊び」知っておいて【保育士解説】危険なときに立ち止まれる子になる方法を解説

関連記事:

命を守る「遊び」知っておいて【保育士解説】危険なときに立ち止まれる子にな…

子どもは一人歩きを始めると、あっと言う間に早く歩けるようになります。そ…

秘技「追加褒め」で子どもが変わる!【保育士解説】外出先でルールを守れるようになる声掛け術

関連記事:

秘技「追加褒め」で子どもが変わる!【保育士解説】外出先でルールを守れるよ…

家の中では好きに過ごしていいけれど、一歩外に出ると社会のルールがいっぱ…

叱り方より「叱った後」が大事【保育士解説】怒りすぎたらしてほしいこと

関連記事:

叱り方より「叱った後」が大事【保育士解説】怒りすぎたらしてほしいこと

最近「子どもに感情に任せて怒ってしまい自己嫌悪になって、どうしたらいい…

おすすめ記事

「育児」「しつけ」「イヤイヤ期」 についてもっと詳しく知る

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

カテゴリー一覧