今年の夏はいつもと違ったことを経験させたい
毎年、夏になると実家へ帰省することが楽しみというご家族が多いことでしょう。もしかしたら、気が早いお子さんは既に夏休みまでのカウントダウンを始めているかもしれませんね。
夏といえば、海や山などその時期に楽しめるアウトドアが一般的。けれど子供の成長を受けて、「今年の夏はいつもと違ったことをさせてみたい!」と考えているパパやママもいらっしゃるのではないでしょうか。
夏休みは子供の成長を促す最適なシーズンです
夏休みは日の入りが遅く、気温が高い時期でもあるので子供が活動するには持ってこいの時期です。学校や塾なども長期の休みになるため、時間を有意義に使うこともできます。
また、企画・計画・行動という一連の流れを家族で実践していくことで、子供の自主性を育てることにもつながります。ただ、夏休みだからどこかへ出かけるという事務的な流れではなく、何か目的を持って出かけてみませんか?
時刻表の読み方を知るだけでも大きな進歩です
3~4年生から上のお子さんとなら、「時刻表」の読み方を一緒に学んでみることも良いですね。
最寄りの駅から目的地までの鉄道の乗り継ぎをシミュレーションしてもらうだけでも旅へのモチベーションを高めることができますし、これからの世界が広がるかも知れません。
この夏、親子で訪れてみたい施設5選
ここでは、親子で楽しめる、子供が「夏休みの自由研究の題材」にもできそうな場所をピックアップしました。
いずれの場所も私自身子連れで出かけた経験がある場所&子供の頃に連れて行ってもらった経験がある場所ですので、楽しさは保証しますよ!
1.天文台・プラネタリウム
お住まいの地域にはいくつかの天文台やプラネタリウムがあるかと思います。プラネタリウムでは、太陽や月、星の動きを知ることができますし、企画番組などの投映もあります。
夏休み中は趣向を凝らした展示や天の川など夏にまつわる天体の話が行われる傾向にあるようです。パパやママも星の流れに癒されますよ。
お出かけの際は、プラネタリウム番組の内容と投映時刻を確認してからおでかけされることをおすすめします。子供には難しい宇宙の話などの投映もあるようです。
2.ビバレッジ会社の工場見学
缶ジュースやボトルウォーター、ビールなどの工場は夏休み等に工場見学を受け入れてくれるところが多いです。お住まいの地域にいくつか見学できる工場もあると思います。家族で社会科見学をするのも楽しいですね。
工場見学の過程で、缶ジュースができるまでを知ることができますし、場所によってはノベルティグッズなどのお土産をもらえることも、ただし、人気の工場は事前予約が必要なところもありますので、早めにチェックされることをおすすめします。
ビールの工場ではレストランも併設されています。子供でも楽しめるメニューがありますので、家族揃って一日楽しめます。ただし、ハンドルキーパーを必ず決めてからおでかけくださいね。
3.キッザニア東京/キッザニア甲子園
3~4歳くらいのお子さんから目的を持って遊べる、子供の職業体験施設です。
キッザニアは子供がメイン!たくさんのアクティビティがあり、体験しながら報酬をもらいます。どんなお仕事があるのかを知るだけではなく、「報酬を得る→消費する→自分が消費したお金が誰かの報酬になる」というようなお金の流通の仕組みも学べます。
キッザニア東京は都心・豊洲にあります。地方住まいでも遊びにきやすい立地なので、1泊~2泊の東京観光の中に組み入れても良いですね。我が家も何度かキッザニアで楽しい時間を過ごしました。
キッザニアでのポイント
キッザニアでは、子供の自主性に任せてみましょう。「こっち空いているよ」「これやってみたら?」と促すことはせず、できる限りお子さんの考えを尊重してください。パパやママがするであろうアドバイスは、スタッフさんが寄り添ってくれます。
「対パパ 対ママ」ではなく、「対 第三者(ここではスタッフさん)」とのやりとりを行う体験も、子供にとっては学びの一つです。
4.水族館で海・水辺の生き物の生態を知ろう
近所の水族館は飽きちゃったという方は、遠方の水族館巡りをしてみてはいかがでしょうか。東北の水族館巡りをおすすめしてみましたので、参考にしてみてください。
アクアマリンふくしま(福島県いわき市)
環境水族館と呼ばれています。海の生き物だけではなく、川辺の水で暮らす生き物等も見ることができます。小さなお子さんでも楽しめるビオトープや釣り堀など体験施設もたっぷり。
釣った魚を焼いて食べることができ、生き物の命をもらって生きていることも学べるようになっています。
加茂水族館(山形県鶴岡市)
日本海側にある水族館。この水族館でのみものはクラゲです。巨大水槽にたゆたうクラゲはママも癒されるのではないでしょうか。海辺の生き物を触ることができる水槽では、たくさんの海の生き物と触れ合うことができますよ。
こちらではクラゲの生態を知ることができますし、日本海で暮らす魚たちもたっぷり見られます。クラゲアイスクリームや、クラゲを使った食事が楽しめるのも見どころです。
仙台うみの杜水族館(宮城県仙台市)
東北最大級の水族館です。エントランスを入ってすぐに見える巨大水槽の魚の群れに圧倒されます。
ペンギンのお散歩が見られたり、アシカとイルカのショーが見られたりと、一般的な水族館では見られない体験もできます。海の生き物に触ることができるのも楽しみの一つとなることでしょう。
5.キャンプデビューも楽しそう!
キャンプといえば、テントを張って眠るというような形が一般的ですが、コテージを借りて自炊をする方法もあります。
車を持ち込めるオートキャンプ場だったら、車の電源に車載用冷蔵庫などを設置し冷たい飲み物を常備することもできます。整備されたトイレとシャワーがあるキャンプ場があれば小さな子供さんがいても安心です。
キャンプでできること
キャンプでは自炊をはじめ、昆虫採集や沢遊び、星空観察など、普段では体験できないことをたくさん経験することができます。家族で何かをやり遂げるという目標もできますので、家族の絆を深めたいと考えるパパやママにもおすすめです。
ただし、キャンプ場ごとにローカルルールが設けられていることがありますので、事前に確認しておくとよいでしょう。
事故に注意して、楽しい夏休みを!
夏休みにしかできない家族のイベントを考え始めたらきりがありません。パパやママの仕事の都合や予算との兼ね合いもありますが、できる限り子供には良い体験・経験をさせたいですね。
遠出をしたり、近場で楽しんだりと、どんな選択をしても家族一緒だったら、それだけで子供は良い経験をしています。パパやママもぜひ一緒にめいっぱい楽しみましょう。
ただし、非日常に身を置くと、開放的な気持ちになりがちです。子供・大人問わず事故に遭うリスクが大きくなりますので、気持ちを引き締めて行きましょう。楽しい夏休みになりますように!