乳児を連れての温泉に行きたい!赤ちゃんが温泉に入れるのはいつから?
赤ちゃんとの生活にも慣れ、お散歩したりお出かけの機会が増えてくると行きたくなるのは家族旅行ですね。
乳児の場合はテーマパークに行っても赤ちゃん自身が楽しめるものは少ないので、一緒に行くとなったら、パパママの日ごろの疲れも癒せて、赤ちゃんも気持ちよくなれる「温泉」に行きたいと思う人もいるでしょう。
では乳児の赤ちゃんを連れて温泉に行く場合、どのようなことに気をつけた方が良いのでしょうか。
乳児を連れて温泉に入りたい!デビューのタイミングは?
乳児を温泉に入れる場合、〇か月から大丈夫!という法的な規制はありません。ただ泉質や場の雰囲気などが刺激になりやすいため、できれば首が座った4か月ころからを目安にすると良いようです。
また貸し切りの家族風呂などではない場合、浴場で赤ちゃんのお世話をできる大人が1人しかいないのであれば、赤ちゃんが1人座りできるようになってからの方がおすすめです。
先輩ママの子が温泉デビューしたのは?
赤ちゃんとの温泉。家族で一緒に入れると身も心も温まりそうです。では実際に先輩ママたちはどのくらいから乳児を温泉に連れて行っていたのでしょうか?また一緒に行く場合のポイントはあるのでしょうか?
先輩ママたちのコメントによると「おむつの子でもOK」とか「貸し切り風呂」という言葉が見られました。このことから、一緒にお風呂に入る場合は、事前に「おむつの子でも入っても良いか」、施設側にたずねておくと良さそうです。
大浴場はNGでも貸し切り風呂ならOKという場合もあるかもしれません。事前に調べておくことで、「行ってから断られた」という思いをする必要がなくなりそうですね。
乳児の温泉デビューの注意点
赤ちゃんと一緒に温泉に入ることを考えている場合、次の三つは必ずチェックしておきたいポイントです。
- ポイント① 温泉の泉質と温度
- ポイント② 更衣室にベッドや赤ちゃんが寝かせられるスペースがある
- ポイント③ ベビーバスなどの貸し出しがあるかどうか
ここからはこの三つのポイントを詳しく解説します。
泉質や温度が乳児には刺激が強い場合も
温泉には「泉質」といってお湯に含まれている化学成分や温度、肌触りなどさまざまな特徴があります。例えば「アルカリ性単純温泉」といわれる種類の泉質のお湯は入浴した際の肌触りを「やわらかい」と感じる人もいます。
入浴で肌が「すべすべする」と感じるのもこの「アルカリ性単純温泉」。ただ大人にとっては「すべすべ」感じられるお湯も、乳児にとっては刺激が強い場合があります。
また泉質によっては独特のにおいをもつお湯もあります。そうしたお湯のにおいなどが赤ちゃんには不快に感じられる場合もあります。
さらにもう一つ、必ず確認したいのは「温度」。赤ちゃんの沐浴は夏場で37度~39度、冬が38度~40度くらいが適温。温泉をもつ施設のなかには熱めのお湯が特徴に施設もあるでしょうから、注意が必要です。
赤ちゃんと一緒に温泉に入りたい場合はまずこの泉質や温度を施設に事前確認し、赤ちゃんが入浴することができそうか考えましょう。
- 日本温泉協会「温泉の泉質のいろいろ」(https://www.spa.or.jp/onsen/501/,2021年12月1日最終閲覧)
- パークベルクリニック「沐浴(赤ちゃんのお風呂)」(https://www.parkbell.jp/mokuyoku/,2021年12月1日最終閲覧)
更衣室にベッドや赤ちゃんを寝かせられるスペースがあるか
赤ちゃんを含む子連れ歓迎とうたっている施設であれば、更衣室にベビーベッドや赤ちゃんを寝かせられるスペースがある場合も。
しかし全ての温泉施設にそうした赤ちゃん用のベッドなどが設置されているとは限りません。赤ちゃんと一緒に温泉に入りたい場合は、着替えや入浴の動線をよく考えて、ベッドや広いスペースがあるかを事前に確認しましょう。
ベビーバスなどの貸し出しがあるかどうか
乳児と一緒に温泉に入りたい場合、宿泊をともなう旅行であればベビーバスの貸し出しをしている施設もあります。ただこの貸し出しのベビーバスも部屋のお風呂では使えるけれど、大浴場では使えないという場合も。
赤ちゃんがねんね時期である、寝返りができる、1人座りができる…という状況で、ベビーバスが必要か、ベビーチェアがあった方がいいか、など必要なグッズは異なるでしょう。
持ち込みできるかどうかや、施設で貸し出してもらえるか、施設で使用できる場合は大浴場でも使えるかなどは事前に確認しておきましょう。
- 公共の宿 天然温泉 尾道ふれあいの里「【お知らせ】赤ちゃん用 ベビーバス、ベビーチェア 浴場内に完備★」(https://onomichi-radon-onsen.co.jp/event/【お知らせ】赤ちゃん用 ベビーバス、ベビーチ/,2021年12月1日最終閲覧)
- じゃらん「赤ちゃん連れ旅行は大変!?楽しく過ごすために必要な「ホテル&旅館」選びのポイント」(https://www.jalan.net/news/article/315441/2/,2021年12月1日最終閲覧)
実際の入浴前後で気をつけたいこと
入浴前後は十分な水分補給をしましょう
赤ちゃんは湯気や熱気などで温泉では思った以上に体力を使うことがあるかもしれません。何よりも水分不足で体調を崩すことがないように、入浴前後はしっかり水分をとるように気をつけましょう。
温泉では家のように何でも持ちこめるわけではありません。大浴場では水分補給のための水分を更衣室までしか持ち込めない場合もあります。赤ちゃんを浴場に連れていく前に、入浴前後の水分補給がどこでできるかは確認しておきましょう。
長風呂にならないように気をつけて
赤ちゃんを連れての温泉。赤ちゃんが泣いたりせず穏やかに入浴できた場合、ついゆっくり温まる時間をとってしまいそうですよね。
ママやパパが赤ちゃんと一緒に温泉に入る際、祖父母など他にも一緒に入ってくれる大人がいた場合も、安心してお湯に入れるのでつい、長く入ってしまうかもしれません。
しかし先述したように温泉はそれぞれの泉質があり、その泉質によっては赤ちゃんに刺激が強い場合もあります。できれば乳児と一緒に入る場合はあまり長風呂をしないように、配慮して入浴しましょう。
大人で思いっきり長く入りたい時は、赤ちゃんには部屋で待ってもらい、夫婦で赤ちゃんのお世話を交代してそれぞれがゆっくり入れると良いですね。
何よりも赤ちゃんのペースで
赤ちゃんを連れての温泉では事前確認が必須です。施設に相談すれば、赤ちゃん向けのサービスを利用できる可能性もあります。
せっかく行ってがっかりすることないように事前確認をしっかりして、赤ちゃんも大人も温泉を楽しみましょう。