赤ちゃんと温泉旅行、計画の立て方
赤ちゃんとの生活にも慣れ、お散歩したりお出かけの機会が増えてくると行きたくなってくるのは家族旅行ですね。まずは近くの温泉宿に行ってみたいと考える方は多いのではないでしょうか?具体的に計画を立てるならいつ、どんな点を注意していくべきなのか、まとめました。
温泉旅行におすすめのタイミングは?
温泉は赤ちゃんが沐浴を卒業し、大人と一緒のお風呂に入るようになった時期から大丈夫です。といっても生後間もないうちはまだ外気の影響を受けやすいので、近場の旅行なら首が座った4か月頃から、遠出したり温泉に入ったりするなら腰が座る6ヶ月以降を選ぶといいでしょう。
宿泊する部屋を選ぶポイントは?
赤ちゃんと泊まる部屋を決める際のポイントをまとめました。
- 部屋は和室タイプを選ぶ
- 休憩室、授乳室がある
- 離乳食を持ち込める
やはり赤ちゃんには和室がベストです。あちこち動き回れて、比較的赤ちゃんが自由に過ごせます。お母さんもお世話がしやすいのでおすすめです。洋室しかない場合は、ベビーベッドの有無やベッドをくっつけてもらえるサービスの有無を調べておきましょう。
またその際のベッドの高さも確認をしておくといいですね。部屋以外にも赤ちゃんが休憩できるスペースがあるかどうかの確認も念のため行っておくと安心です。
離乳食が始まってからの旅行は、食事が心配になりますね。赤ちゃん用のメニューがあるか、部屋での食事が出来るかの確認を事前におこなっておくと安心です。レトルトの離乳食を持ち込みたい場合、お皿の準備があるか、ミルク用のお湯の準備があるか等を事前に宿泊先に確認しましょう。
温泉旅行に出かけるときに必ず持っていくもの
赤ちゃんと一緒に温泉旅行となると、その分の荷物も増えます。忘れてはいけない赤ちゃんのお泊りグッズをまとめました。
- 着替え
- おむつ
- 母子手帳・保険証
- 離乳食・ミルク
- タオル・ブランケット
- 赤ちゃん用せっけんや保湿クリーム
旅行先では何があるかわかりません。突然赤ちゃんが体調を崩した場合を想定した準備をするべきでしょう。緊急の場合に備え、宿泊先近くの小児科など病院を事前に調べておくことも忘れずに。
宿泊施設の空調が赤ちゃんには合わない場合もあるので調節しやすいようにタオルケットなどを持参すると便利です。浴場には赤ちゃん用のせっけんが置いてない場合もあるので、普段使っているせっけんや保湿クリームなども持っていくようにしましょう。
赤ちゃんと入る温泉の選び方
宿によって温泉の質や設備に違いがあります。選ぶうえでのポイントをまとめました。
- 温泉の泉質、温度が適切
- 更衣室にベッドや赤ちゃんが寝かせられるスペースがある
- 休憩室、授乳室がある
赤ちゃんはまだまだ刺激に弱いので、強酸性の温泉や、硫黄臭のきつい温泉は避けた方がいいでしょう。温度は事前にわかりにくいものですが、中には浴場にベビーバスを用意してくれている施設もあるそうなので、温度調節して入浴させましょう。
またおむつのとれてない赤ちゃんは入浴禁止だったり、年齢制限がある温泉もあります。事前に確認するようにしましょう。その際には更衣室にベッドがあるかどうかも確認したいですね。ベッドがなければ床にタオルをしいて着替えをしなければなりません。衛生上の問題もあるため、場合によっては多めにバスタオルを持っていくなどの工夫が必要となります。
赤ちゃんを連れていく場合には、おむつ替え、ミルクなどの赤ちゃん独自の作業をこなせるかどうかや、衛生的に過ごせるか、落ち着いた空間かなどの点も確認しましょう。大人達がゆったりとくつろげる空間であることも大切です。
入浴する際の注意点
実際に赤ちゃんと温泉に入る際に注意すべきポイントをまとめました。
1.入浴のタイミング
温泉宿に到着すると人によってはご飯前に入って、夜寝る前にもう一度入ってと数回に分けて入りますよね。しかし赤ちゃんと一緒に入る際はできるだけ普段の生活に近い時間帯にご飯を食べて温泉に入るようにしましょう。
生活のペースが乱れてしまうと赤ちゃんにストレスがかかり、夜中に目が覚めて泣かれてしまうといった事態にもなりかねませんよ。赤ちゃんが騒いだりして周りの方の視線が気になる方は、時間をずらしてゆっくり安心して入れる時間帯を選ぶのもおすすめです。
2.入浴前は十分な水分補給を
温泉宿に着いたらすぐに入浴するのではなく、いったん一息ついて赤ちゃんを休ませてあげましょう。温泉は通常のお風呂よりも温度が高かったり長居をしてしまいがちです。途中で体調を崩してしまわないように、水分補給をしっかりとし、お菓子などでお腹を満たしておくといいですね。
3.温泉内は足元要注意
温泉に入るときはほとんどの場合、赤ちゃんを抱っこしますよね。浴室は大変すべりやすく、移動距離も長いので、赤ちゃんを抱いたまま転倒しないように気を付けてください。温泉によっては雰囲気づくりのために照明が暗くなっている場合もあります。そういった温泉は極力避けて、赤ちゃんと安心して入浴できる場所を選びましょう。
4.長風呂にならないようにする
温泉に入っているとつい長風呂になりがちです。赤ちゃんがのぼせてしまわないうちに早めに切り上げてください。ゆっくり入りたいのなら、赤ちゃんをお父さんに預けたうえで一人で入りなおしましょう。
5.強く洗いすぎない
温泉は効果効能の一つとして、肌の角質や汚れをとる作用もあります。赤ちゃんには普通のお風呂よりも刺激が強めなので、普段よりもやさしく洗うようにしましょう。
何よりも赤ちゃんのペースで
赤ちゃんを連れての温泉では事前確認が必須です。施設に相談すれば、赤ちゃん向けのサービスを利用できる可能性もあります。せっかく行ってがっかりすることないように事前確認をしっかりして、赤ちゃんも大人も楽しめる温泉旅行にしましょう。
旅行中は赤ちゃんに無理をさせず、極力1~2時間おきに休憩を取り、赤ちゃんを外気に触れさせてリフレッシュさせてあげましょう。こまめなおむつ替えや水分補給もお忘れなく!