1. トップ
  2. 赤ちゃん・育児
  3. 新生児・乳児の病気・トラブル
  4. 新生児・乳児の湿疹・かかりやすい病気
  5. 夏は特に気をつけたい、赤ちゃんの脱水症状の見極め方と対策

監修:齋木啓子

夏は特に気をつけたい、赤ちゃんの脱水症状の見極め方と対策

赤ちゃんの体の80%は水分でできています。肌がプルプルしていて水分で満ちていそうな赤ちゃんの体ですが、大人よりも体重に対しての体表面積が大きく、汗をたくさんかくと脱水症状になりやすいのです。おしゃべりが始まっていない赤ちゃんは「喉が渇いた」と話すことができないため、気づかないうちに脱水症状を起こすのではと心配になりますよね。東京都足立区にあるふれあいファミリークリニックの齋木啓子院長先生に、赤ちゃんの脱水症状の特徴と、ママが簡単にできる見極め方を聞きました。

プレミアム記事

PIXTA

赤ちゃんの体を観察するとわかる、喉が渇いているときのサイン

赤ちゃんは喉が渇いているとき、どのようなサインを出しているのでしょうか。齋木先生によると、以下のような様子が見られたら赤ちゃんは喉が渇いているといいます。

  • 泣いても涙が出ない
  • 脇の下、ベロが渇く
  • おむつ交換をしても、おしっこがでていない
  • お腹のしわをつまんで離しても、しわが元に戻らない

このような様子が見られたら、赤ちゃんは喉が渇いていると考えられるそうです。すぐに水分を補給させてあげてください。

赤ちゃんの水分補給は、離乳食が始まる前なら母乳だけで十分といわれています。しかし、すでに脱水症状を起こしている場合や、母乳やミルクを受け付けない場合には、人肌程度の温かさの湯冷ましや、赤ちゃん用麦茶を少しずつ与えるとよいようです。湯冷ましは新生児から与えても構いません。

「この時にチェック!」脱水症状を起こしやすいタイミング

ベビーカー 赤ちゃん PIXTA

齋木先生によると、とくに以下のタイミングでは脱水症状を起こしやすいため、周りの大人によるこまめなチェックが必要になるといいます。

  • 外出後
  • お昼寝後
  • 沐浴やお風呂あがり
  • 夏場の外出中
  • 汗を大量にかいたとき
  • 発熱しているとき
  • 咳や鼻水がひどいとき
  • 泣いた後
プレミアム記事を読むには?
この記事の続きは、アプリをダウンロードしてママリプレミアム(月額400円)に登録するとお読みいただけます。
アプリをダウンロードする
プレミアム記事が今なら7日間無料

記事の監修

家庭医、在宅医

齋木啓子

2004年島根医科大学卒。独立行政法人国立病院機構姫路医療センターにて初期研修、CFMDにて家庭医療後期研修および在宅フェローシップ、Leadership Training Fellowship-distant(LTF-distant)修了。
12年にふれあいファミリークリニックを開設し、院長として勤務。17年にEU Business SchoolにてMaster of Business Administrationを取得し、LTF-distant運営・指導に当たっている。現在は悠翔会在宅クリニック新橋で院長として勤務。
家庭医療専門医、在宅医療専門医、経営学修士。

おすすめ記事

「赤ちゃん」「脱水症状」「夏」 についてもっと詳しく知る

話題の記事

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

カテゴリー一覧