『おかあさんといっしょ』で大活躍したよしお兄さん&りさお姉さん
NHKのEテレにて放送されている『おかあさんといっしょ』。この番組が始まると泣き止むほど、番組が好きな子供が多いのではないでしょうか?
そんな『おかあさんといっしょ』にて、体操のお兄さんとして活躍していた小林よしひささんと、パント!のお姉さんとして活躍していた上原りささんが、2019年3月をもって番組を卒業することになりました。
『おかあさんといっしょ』とは
2~4歳の子供を対象にした、教員エンターテインメント番組です。お兄さんとお姉さんたちと一緒にスタジオで歌や体操、人形劇などを楽しみ、それを通して子供にふさわしい情緒や表現、言葉や体などの発達を狙いとしているそう。
歌のお兄さんには花田ゆういちろうさん、歌のお姉さんには小野あつこさん、体操のお兄さんには小林よしひささん、パント!のお姉さんには上原りささんが担当しています。
その他、番組の中で放送される人形劇『ガラピコぷ~』では、「しずく星」という名の惑星で暮らすチョロミーとムームー、ガラピコの3人が楽しく暮らすようすをお話にしています。
放送時間
- Eテレ:月~土曜日 午前8時~8時24分(24分)
- 再放送:月~金曜日 午後4時20分~4時44分(24分)、土曜日 午後5時~5時24分(24分)
- NHK「おかあさんといっしょ」(http://www.nhk.or.jp/kids/program/okaasan.html,2019年2月18日最終閲覧)
体操のお兄さん、小林よしひささんとは?
小林よしひささんは、NHK『おかあさんといっしょ』で活躍する11代目体操のお兄さん。1981年に埼玉県で生まれ、小さい頃は体操クラブで体操を楽しんでいたといいます。
高校生までは剣道をしていたよしお兄さんですが、体があまり大きくなかったことから「勝つためには筋肉を付けたい、そのためには解剖学や骨格のことをきちんと学ぼう」と思い、日本体育大学体育学部社会体育学科に入学したそうです。大学では体操部に入り、卒業後は大学の「運動方法体操研究室」の期限付き助手として、スポーツ指導をしていました。
その後、2005年4月からNHK『おかあさんといっしょ』11代目体操のお兄さんに就任。14年もの間、明るいキャラクターと独特の声、そして子供だけではなくママも笑わせてくれる「変顔」で、番組の人気者として活躍し続けてきました。
- 日本体育大学「日体大OB座談会」日本体育大学(http://www.nittai.ac.jp/special/interview/zadankai.html,2019年2月18日最終閲覧)
よしお兄さんのここが好きでした
よしお兄さんは子供からはもちろん、ママからも絶大な人気がありました。「ママリ」で話題になった、よしお兄さんの好きなところを集めてみました。
生『ブンバ・ボーン!』はすごい
『おかあさんといっしょ』のファミリーコンサートなどのイベントに行くと、よしお兄さんの生『ブンバ・ボーン!』を観ることができます。
テレビに映っているときには、周りの子供たちに気を付けて控えめに踊っているよしお兄さん。しかし、一人きりのステージでは全力で踊ってくれます。よしお兄さんの「本気」に思わずハートを奪われてしまったママも多いのではないでしょうか。
変顔が大好き!
よしお兄さんの変顔は、『おかあさんといっしょ』の歴史に刻まれ、永遠の伝説になりそう。「パンダのおめめがつけまつげ~」のあとの「キラキラキラキラ...」からの変顔は、毎回期待して観てしまいますよね。
体操のお兄さん×変顔という新たなジャンルを開拓したよしお兄さん。毎日、本当に楽しませていただきました。
パワフルさに釘付け
よしお兄さんのマネをしたパパ、体力の差を痛感させられてしまったようですね。『ブンバ・ボーン!』は見た目よりも体力を使う体操のよう。全力で子供と踊ると、汗だくになりますね。
毎日パワフルに、本当に楽しそうに踊ってくれたよしお兄さん。番組の最後にある体操タイムを楽しみにしていた子も多いはずです。
「すりかえかめん」のいたずら
よしお兄さんは体操以外にも「すりかえかめん」のコーナーや、ガラピコのパズルコーナーを担当していましたね。「すりかえかめん」は火曜日のコーナーですが、「すりかえかめん」が登場した日の一部では、番組最後の『ブンバ・ボーン!』の歌詞が一部すり替わることがあると話題になっていました。
気づいていなかった方、残りの放送日はぜひ「すりかえかめん」のいたずらに注目してみてくださいね。
パント!のお姉さん、上原りささんとは?
パント!のお姉さんの上原りささんは、洗足学園音楽大学ミュージカルコース出身。2012年3月末をもって番組を卒業した、いとうまゆさんの後任として、コーナーを約7年間担当していました。
明るい笑顔としなやかなダンスが魅力的で、「パント!」のコーナー以外のミュージックビデオでも視聴者を魅了してきました。また、ユーモアのある演技もすばらしく、『おおきなかぶ』のおばあさん役や、個性的な豆の被り物をした役など、さまざまな姿で楽しませてくれましたね。
- 洗足学園音楽大学「「中高生」チラシ」洗足学園音楽大学(http://www.senzoku.ac.jp/music/wp-content/uploads/2017/05/2017「中高生」チラシ表.pdf,2019年2月18日最終閲覧)
- ソニーミュージック「いとうまゆ」(http://www.sonymusic.co.jp/artist/mayuito/profile/,2019年2月18日最終閲覧)
りさお姉さんのここが好きでした
番組の盛り上げ役として活躍してきたりさお姉さん。「ママリ」の口コミから、りさお姉さんへのコメントを集めてみました。
スタイルと笑顔が抜群
ミュージックビデオやスタジオでいろいろな衣装を披露したりさお姉さん。スタイルがよく、かわいい笑顔のりさお姉さんは、何を着ても絵になりましたね。
「パント!」が大好き
「パント!」の最後にいつも手を振っていたりさお姉さん。まさかわが子のはじめてのバイバイの相手になるとはびっくりですね。
「パント!」は道具が何もいらない体操のコーナー。子供だった頃、リボンやフラフープのコーナーを見て育ったママが初めて見ると「なんだか物足りない」と、感じたかもしれません。しかし、じっくり見ていくと、子供たちがロボットのマネやゆきだるまを作るマネをして、想像力を膨らませている様子が見えたはず。「とてもいいコーナーだな」と感じたのではないでしょうか。
その子供たちからの人気も、明るい笑顔でいつも楽しませてくれるりさお姉さんの「パント!」だったからこそではないでしょうか。
楽しい演技が元気をくれる
りさお姉さんがユニークな演技をしているときは大爆笑!表情や動きにキレがあり「子供が『おかいつ』を見ている間に家事をしよう」と思っていたのに、ついママが夢中になって見てしまった経験がある方はいるかと思います。
夕方、ママにとって疲れが出てくる時間帯にも、いつの間にか笑顔になってしまうりさお姉さんの演技。見られなくなると思うと寂しいですね。
2019年4月より新しく就任する体操のお兄さん、お姉さんを紹介
2019年4月からは、よしお兄さん、りさお姉さんに代わって、新しい体操のお兄さん、お姉さんがコーナーを担当。12代目となる体操のお兄さんには、福尾誠さん、初代となる体操のお姉さんに秋元杏月さんが就任します。
じつは、「体操のお姉さん」の担当はこれまでいませんでした。秋元杏月さんが初代になります。
福尾誠さんは、小学生から体操競技を始め、選手として16年、コーチとして5年のキャリアがある方なんだとか。体操教室で子供の指導にあたった経験もあるそうで、体操のお兄さんになるのが長年の夢だったそう。
秋元杏月さんは、6歳から新体操を始め、選手として13年のキャリアがあります。子供たちに新体操を教えた経験があり、ダンスレッスンをうけながらパフォーマーを目指してきたそうです。
体操のコーナーで放送されていた「ブンバ・ボーン!」は、「からだ☆ダンダン」に変わります。どんな体操になるのか、今からとても楽しみですね。
新しい体操のお兄さん、お姉さんは歌のお兄さんである花田ゆういちろうさん、歌のお姉さんである小野あつこさんと一緒に4月1日(月)の放送から登場しますよ。
ありがとう!よしお兄さん、りさお姉さん
よしお兄さんといえばやっぱり『ブンバ・ボーン!』。体操の途中にも変顔をしたり、子供たちに笑いかけたりしながら、常に子供たちが安全に楽しく出演できるように気にかけていた姿が印象的でした。まさに理想の体操のお兄さんだったのではないでしょうか。
りさお姉さんは、いつもとびっきりの笑顔で踊っている姿が印象的でした。どんな曲でも全力で踊り切るりさお姉さんがいたからこそ、どのミュージックビデオも楽しく、子供たちが大好きなものになっていったのではないでしょうか。
「パント!」では、どのような子に対してもしっかりと様子を見ながら、ただ隣でパントマイムをするのではなく、その子が「できた」と思えるようにサポートしていたりさお姉さん。やさしさが溢れる、素敵なパント!のお姉さんでしたよね。
よしお兄さんとりさお姉さんが登場する放送回は、3月29日(金)が最終となります。残り約1ヶ月、2人が届けてくれる笑顔と元気に注目し、子供と一緒に楽しんでくださいね。
- NHK「「おかあさんといっしょ」第12代 体操のお兄さん&初代 体操のお姉さんを紹介します!」すくコム(https://www.sukusuku.com/contents/248180,2019年2月18日最終閲覧)