幼稚園で教わる勉強
幼稚園での勉強といっても学校のような勉強ではありません。
幼稚園のうちは「遊び」を通していろいろなことを学んでいきます。では子供たちがどんなことを幼稚園で勉強しているのでしょうか。いくつか例をあげてみましょう。
①集団生活ができるようになること
幼稚園は子供たちにとって初めての集団行動の場。今まで家族と生活をしていたのが友達と一緒に過ごす生活に変わります。
小学校に入学するまでに集団行動ができるように遊びやお約束ごとを通して勉強していきます。例えば、自分でお弁当の準備をしてみんなと一緒に食べることや砂場やおままごとで同年代の子達と一緒の遊びをすること。
自分のロッカーを持ち準備や片づけが自分でできるようになることなどがあります。
②感性をみがいて表現力を身に着けること
幼稚園ではお絵かきや工作、リトミックといった個人個人の感性をみがける時間が儲けられています。お絵かきではクレヨンはもちろん、絵の具を自分の手に付けて使ったり折り紙を手でちぎって指にのりをつけて貼ってみたり。
はさみを使うことや使い方も勉強します。また、リトミックでは音楽を耳で聞きながらリズムに乗って体を動かすことで個々の表現力が身に付きます。
また、友達との遊びを通して言葉で自分の気持ちをどうしたら上手に伝えられるかなどの言葉の表現力も身についてきます。
③やさしい心を育てること
うさぎやカメ、ハムスターといった小さな動物を教室などで育てます。お当番を決めて毎日交代でしているところも多いようです。動物を育てることで飼育することの大変さや命の大切さを勉強し優しい心も同時に育っていきます。
植物や野菜の栽培では一人一つの植木鉢を用意し育てているところが多いようです。水やりを忘れるとしおれてしまったり、できた野菜を食べることで食育にもつながります。何かを育てるということがやさしい心も育てるのです。
幼稚園での勉強の代表はコレ!
幼稚園の教育に関する取り組みは、その幼稚園により様々ですが、良く聞く2つの教育について具体的にその内容をご紹介します。
幼稚園での英語のカリキュラムって?
幼稚園、保育園、公立、私立によって英語のお勉強内容やレベルは様々でしょうが、一般的にどのようなカリキュラムが行われているのかを見てみましょう。
- あいさつ(簡単なあいさつや天気など)
- 季節の単語(季節のイベントや花や四季に関する単語の紹介)
- エクササイズ(体を使って遊ぶ、ダンスなど)
- アルファベット(ABCソングやカードゲーム)
- 遊び(簡単なゲームや遊びを英語で楽しむ)
- 遊び(簡単なゲームや遊びを英語で楽しむ)
英語教育強化の方針により、小学生から英語を取り入れるということが2013年に発表されました。それに伴い英語教育の導入は増えています。
幼稚園での英語は、上達する・教育するというよりも英語を楽しむ、慣れ親しむというのが目的の場合が多いようです。初めての体験だからこそ、英語嫌いにならないために歌やゲームを通して子供が「楽しむ」ことを第一の目的にしているところが多いようです。
幼稚園の体操ってどんなことするの?
体操の時間に何をするかは幼稚園によってさまざま。プールのある幼稚園ではプールをしたり、ダンス、ドッジボール、組体操、パラバルーン、マラソン、海での遠泳・・などなど、多種多様!
下記5つの効果は、文部科学省が出している幼児期運動指針ガイドブックで語られています!
- 基礎的な体力や運動能力の向上
- 健康で丈夫な体になる
- 意欲的な心が育つ
- コミュニケーション能力が身に付く
- 脳の発達が促され、創造力が付く
マット、跳び箱、平均台、鉄棒などを利用して身体全体を動かす器械運動や、ボールやなわとびといった道具を手に持って操作しながら体を動かす手具運動が多くの幼稚園の体操で取り入れられています。
年齢が進むと、子どもたちも成長しているのでできることが増えてきます!体操も子どもの成長に合わせて難易度が上がってきます。
跳び箱などは、年少さんは上に乗り、ジャンプをする。年中さんは1,3,4段の跳び箱を飛び越すことを目的に取り組む。年長さんになると3,4談を飛び越します。
このように徐々に目標をあげて達成させていきます。
幼稚園での勉強とは、楽しむがテーマ!
幼稚園教育では友達や先生と一緒に遊ぶことからさまざまなことを勉強します。友達と一緒の遊びをすることやお弁当を食べること、おゆうぎや歌を一緒に歌うことなど。
友達と一緒に過ごすことで楽しい事も悲しい事も共有することができます。これから子供たちが未来へ向かうための基礎となる部分を幼稚園で勉強します。