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夢をかなえたものの、現実は甘くなかった
幼稚園の先生になるという夢を見事かなえた、たまままさん。しかし、実際にはさまざまなスキルが求められるのにどれもうまくできなかったそう。そんな中でも絵を描くことが得意だったたまままさんは時に絵で子どもたちを笑顔にし、元気付けていました。
幼稚園の先生の仕事は子どもと過ごす時間だけではなく、保護者とのやりとり、日々の記録や制作など多岐に渡りますよね。どんな仕事でも見える部分と見えない部分はあるものだと思いますが、幼稚園の先生もまた見えない部分がとても多い職業なのではないかと思います。
絵は自分の保育を見つけるためにとても大事だった
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絵というアプローチはたまままさんが幼稚園の先生としての自信をつけていくうえでとても大事な存在でした。しかし、そんな絵を大事にしているたまままさんは園で行われている展覧会を苦手に感じていました。みんなの絵を並べることで優劣を感じたり、子どもの自己肯定感が下がったりしてしまいかねないこと。何よりも強制的に絵を描かせるという状況が好きではなかったのです。
絵に正解・不正解はなく、優劣もありません。しかし、並んでいるとつい比べてしまうものですよね。絵が好きな子や上手な子にとっては評価されることで自信になることもありますが、そうではない子もいるというのは大事な視点ですよね。
子どもたちの絵が硬い?すぐに原因は見つかった
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子どもたちが描いた絵を並べ、自分らしい表現について先生たちで話し合っていた時のこと。「たまままさんのクラスの子どもたちが描く絵は硬く、表現を楽しんでいるように見えない」という評価を先輩の先生たちから受けます。そして、ふと先輩の先生が見つけたのはたまままさんが描いた絵でした。「どうやって体を描いたらいいかわからない」と言う子のためにたまままさんが描いた絵こそが、子どもたちの絵が硬い理由だと納得した様子の先輩先生たち。考えもしていなかった言葉にたまままさんは衝撃を受けていますね。
絵が得意なたまままさんだからこそ、わからないという子どもの声に自分で描いて見せたのかもしれません。しかし、描いて見せたことで子どもにとってはそれが正解だという誤解を与えてしまったのでしょうか…。自由に表現するというのはとても難しいことですよね。そんな苦悩を子どもはもちろんですが、指導する先生も感じていることがわかるエピソードです。