幼稚園児の多くが習い事をしていることがわかりましたが、この幼児期に習い事をさせるメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
メリット1 コミュニケーション能力や礼儀作法が身につく
習い事では、普段通う幼稚園とは違った環境で過ごすため、コミュニケーションや礼儀作法を学ぶ機会にもなります。
幼児期の習い事では、礼儀やマナーも教えてもらうのが一般的です。したがって、知識を増やすだけでなく、先生の話に黙って耳を傾ける習慣が身につくなど、学習するためのベース作りを早めに行えます。 ※3
早いうちから集団で行動する機会を得る、先生の話をじっと座って聞くなどは、これからの成長の過程で役立ちそうですね。ほかにも、習い事先の教室で交友関係が広がるというメリットもあります。小学校に進級するときに、習い事がいっしょの友達がいれば心強く思うことでしょう。 ※4
習い事という、幼稚園とは異なる社会に属することで、そこに新しい人間関係が生まれます。先生や友人と習い事を通してコミュニケーションを行うことにより、だんだんと自分の意見を言うことができるようになったり、人の話を聞くことができるようになったりしていきます。
また、習い事の最初と最後には挨拶を行う、習い事の最中はきちんと座って先生の話を聞く、先生や目上の人には丁寧な言葉づかいをする、など習い事によってはマナーや礼儀作法が身につくことも期待できます。
コミュニケーション能力や礼儀作法は子どもの時から身につけておいて困るものではないので、親としてもうれしいですね。
メリット2 小学校入学時の自信になる
幼児期から習い事をすることにより、程度の差はあってもある程度その習い事に関する知識や能力が備わった状態で小学校に入学することになります。たとえば水泳を習っていれば、小学校の水泳の授業でスムーズに顔を水につけられたり、バタ足が上手にできたりします。お勉強系の習い事をしている場合、小学校での授業にスムーズに取り組めるかもしれません。
自分にとって自信が持てるなにかがある状態で小学校入学を迎えることは、その子にとってプラスに働くでしょう。
メリット3 感性が養われる
幼児期は、何にでも「なんで?」「どうして?」と興味を抱き、好奇心旺盛になってくるもの。そんな時期に、家や保育園、幼稚園以外の場所での刺激があれば、その興味はさらに大きなものになります。
この興味や好奇心こそが、自分の視野を広げる第一歩なのです。
自分で興味を持ったものを実際に見て、触れて体感することは、子供にとっては強烈な刺激となり、自分の世界が一気に広がります。 ※5
幼稚園児向けの習い事は、小学生や中学生向けの習い事とは異なり、五感を使った体験型の授業が多いのが特徴です。水泳はプールで遊んだり、泳いだりすることによってだんだんと水に慣れていきます。英会話では英語の先生とあいさつから初めて、英語の歌を歌ったり、手あそびを交えたりしながら英語に親しんでいきます。
筆者の4歳の娘が通っている音楽教室では、ピアノだけでなくさまざまな楽器に触れ、実際にどのような音が出るのかを楽しんだり、身体全体を使ってドレミの歌をみんなで歌ったりしています。
このような体験は好奇心旺盛な幼児期には大きな刺激となり、感性がどんどん豊かになっていきます。幼稚園とは異なる場所、人と過ごすことによってまだまだ柔らかい子どもの思考はより伸びやかになっていくように感じます。
幼稚園児向けにはどんな習い事があるの? 人気の習い事は?
それでは幼稚園児向けにおすすめの習い事はどのようなものがあるのでしょうか。人気の習い事をご紹介します。習い事で悩んでいるママはぜひチェックしてみてください。






