ⓒ愛すべき宇宙人(@aisubekiutyu_jin)
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突然の仲間外れ。そこに味方が現れた!
学校から家まで決して近いとは言えない距離。友だち4人でわいわい帰る楽しい時間のはずが、リーダーになると言い出したミツオの言葉で状況が変わります。
端を歩かされ仲間外れにされる息子にとって、下校時間はつらい時間に。押しつけられる理不尽な主従関係に、だれも「イヤ」と言い出せずに過ぎる日々。そしてあるできごとを機に、息子は1人で下校することになります。
そこに声をかけてきたのは、同じ下校グループだった「たっくん」でした。
ミツオに言われるがままになるのではなく、どうしたいのか自分たちで考えて行動し始めた2人。それを知ったミツオはどうするのでしょうか。
激怒したリーダー格の子の手にハサミ
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2人で一緒に帰ることにした息子とたっくん。そのことをミツオには言い出せずにいました。ミツオに一緒に帰れないうその理由を伝えたり、2人で走って帰ってミツオに見つからないようにしたり。それでも一緒に帰れることを楽しんでいました。
そのことを知ったミツオは、ハサミを手に2人の所にやってきます。ミツオのようすに怖さを感じながらも、たっくんは勇気を出して「〇〇くんと帰りたかったんだ」と言ってくれました。2人の友情にとって、大きなできごとになったはず。
結局、たっくんも下校グループを「クビ」に。ミツオとのかかわり方は、その後どうなっていくのでしょうか。
立ち向かえた息子に成長を感じる
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ミツオは2人を下校グループからクビにしますが、その後も2人はミツオの理不尽な言動に振り回されるできごとが。
息子はすべての事情を親に相談することはしないまま、自分の中で悩みながらも、たっくんと力を合わせてミツオの理不尽に立ち向かいます。
筆者も親の1人として、子どもは大変なことほど親にすぐに相談してくれないように感じることがあります。時間がたち、自分なりに解決できてから「実はこんなことがあったんだ」と知り、驚かされることも。
子どもの成長に親や周りの大人の支えは欠かせませんが、子ども自身が考え、勇気を出して立ち向かう経験も大切だと改めて感じました。
子どもの成長にグッとくる『ともだち』
子どもたちの世界にも存在する理不尽な上下関係。「イヤ」や「ダメ」をはっきり言えるようになるまでに時間がかかることもありますが、小さな社会の中でたくましく育っているんですね。
親なら共感できるポイントもたくさんあるはず。愛すべき宇宙人(@aisubekiutyu_jin)さんの『ともだち』、ぜひ読んでみてください。