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「遊びに行きたい」全てはここから始まる…
きな子・ジョンソン(@kinako.ooo)さんは新居に引っ越ししたばかり。幼いわが子のお世話をしながら荷ほどきをする慌ただしい日々を過ごしています。
そんなある日、きな子・ジョンソンさんの元に友人A子から電話が。A子は地元が同じで昔からの友人。子どもも同じ年です。「新居に遊びに行きたい」とA子は言いますが、きな子・ジョンソンさんはもう少し落ち着てからにしたいのが本音です。
しかし、A子に押し切られ約束は1週間後に。この段階では押しの強いA子にタジタジ、という程度だったのですが、この後きな子・ジョンソンさんはA子との埋まらない溝を感じることになってしまうのです。
非常識のオンパレードに開いた口がふさがらない
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他人にされて嫌なことは誰にでもあるでしょう。逆に、相手が不快に思わないように気を遣うことだってたくさんありますよね。子どものころは特に気にせず付き合えていたとしても、大人になるとそうはいきません。
そして価値観は年を重ねるごとに変化していくものでもあります。例えば就職した会社のマイナールールやパートナーとの生活などにより、自分でも知らないうちに、価値観が変化していることも。
ちなみに筆者は買い物袋を勝手にのぞかれることが苦手です。その行動一つで、拒否反応は出ませんが、「こういうことするタイプの人か…」と身構えることはあります。
そんなことはさておき、この作品は「マナーに気をつけよう」程度では済まない漫画かも、と思いました。A子は相手の気持ちを考えず、デリカシーのない言動を連発。
いくら古くからの友人とは言っても「これはない…」と思わずつぶやきながら読み進めてしまうほど。実際に友人にこんなことをされたきな子・ジョンソンさんはショックを隠せなかったのではないでしょうか。
作者の反応がツボ!そして親しき仲にも礼儀ありを痛感
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この漫画は次から次へと「厚かましい爆弾」が連発します。毎回ショックを受けているきな子・ジョンソンさんですが、作品上でぜひ見ていただきたいところは、きな子・ジョンソンさんの反応です。
常識では考えられないA子の言動に対して、真面目に怒りがこみあげてきてたり、信じられず度肝を抜かれているきな子・ジョンソンさん。
あるシーンではまさかの般若に変身。読者として、A子に対する不快感がきな子・ジョンソンさんのおもしろい反応で少し和らぎました。
漫画に出てくるA子は、おそらく何の悪気もないはずです。この作品から自分では普通と思っている何気ない言動が人の逆鱗(げきりん)に触れることもあると気づかされました。「親しき仲にも礼儀あり」という言葉そのものですよね。もし悪気なく相手のボーダーラインを越えてしまったと思ったら、すぐ謝罪しようと心に誓いました。
それともう1つ。この漫画のように、以前は仲がよかったけれど、今は少し苦手に感じる友人ができたら、少し距離を取ってみてもよいと思いました。誰しも自分の生活があり、何かと忙しい日々。無理に価値観を合わせたり我慢したりせず、付き合う人は選んで良いと思います。
人間関係は難しいですが、せめて「厚かましい」と思う側の人間でいたいと思う、そんな作品でした。