©ぎぼんぬむり子
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念願のマイホーム!しかし突然事件が…
ぎぼんぬむり子(@gibo_x)さんは、たくさんの試行錯誤を繰り返し、ようやく念願のマイホームを手に入れます。しかし、ある日予期せぬ事件が起こってしまいます。なんと、夫が義母にマイホームの鍵を渡してしまったというのです。義母は「いざというときのため」と言いますが、いざというときとは、果たしていつのことなのでしょうか…。この事件は終息するのでしょうか…。
「いざ」とは?合鍵を手にして義母ペース…。負けないで!
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皆さんにとって、家はリラックスできる大切な場所ですよね。念願がかないようやく手に入ったマイホームなら、なおさらです。ぎぼんぬむり子さんにとっても家はそういう場所。そこに、無意味なチャイムを鳴らして突然訪問をしょっちゅうされてしまってはたまったものではありません。家族の予定だってあるし、自分のペースだって乱されます。
合鍵が義母の手に渡ってしまっている以上、居留守すら使えません。ぎぼんぬむり子さんの逃げ場はなくなってしまったのです…。これはさすがにストレスがかかりすぎないか、読んでいてとても心配でした。
ぎぼんぬむり子さんは鍵を奪還するために試行錯誤するのですが、その様子もつい応援したくなります。あまりにも義母の言う「いざというとき」が多すぎて、さすがにうんざり…。義母のぐいぐいくる感じにこちらまで嫌気が差してしまいそうでした。
義実家との付き合いは程よい距離感が1番です。少なくともぎぼんぬむり子さんにとって今の距離感は全く程よくないことがよく伝わります。
義母とのバトルがより鮮明に伝わる言葉のラリー
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この作品のおもしろいところは、漫画になっていないところです。絵ではなく言葉のやりとりで表されていることで臨場感あふれるバトルが伝わりますよね。今、きっとそばにいる夫はあんな顔だろう、義母の言葉にぎぼんぬむり子さんはどんな表情をしているのだろうと考える余地があることで、とても読み込んでしまいました。
また、かなり圧が強めの義母ですが、それをなんとか避けるぎぼんぬむり子さんの様子が気分爽快。ストレスをためたりイライラしたりする場面はありますが、決して屈しないところがすてきなのです。なんとか鍵の奪還に成功しますが、その方法もなかなか策士。ただ落ち込んでいくのではなく、自らの平穏を奪還しようとする姿勢に勇気づけられる人もいるのではないでしょうか。
義母も決して嫁いびりがしたいわけではないようですね。単純に息子一家が気になるのでしょう。息子や孫がかわいくて仕方がないのでしょうが、やはり別世帯である以上、遠慮も必要です。少し子離れできていないようにも感じました。
筆者はこういう義母にはなりたくないと思いました。どちらかと言うとお嫁さんやお婿さんと仲良く穏やかな関係でいたいです。そのためにも過干渉は良くないと、反面教師とさせてもらいました。
なかなか熾烈な水面下のバトル漫画でした!きっと漫画だったら幾度となく空気にひびが入っていたでしょう。もしもその場にいたら…きっといたたまれなくなりますね。