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犯人を見事に撃退!
窓から入ってきた侵入者の男を撃退したエイコさん。しかし、腕力で劣る女性が、男性に挑むのは非常に危険です…。何事もなく、犯人は逃げ去り、エイコさんも無事で本当によかったです。
犯人が侵入してきたとき、エイコさんは彼氏と通話中でした。電話口で叫び声を聞き、突然途切れてしまった電話。聞いていた側も、かなりの恐怖だったことでしょう。そして案の定、彼氏からの着信がたくさん残っていました。
あとからじわじわと感じる恐怖心
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彼氏からの電話に内心ほっとしつつも、電話を切るのがこわかったというエイコさん。その場は、必死の抵抗で犯人を撃退しましたが、あとになってから、じわじわと恐怖心が襲ってきます。
このあと通報し、刑事さんが自宅にやってきます。
子どものころの経験が役立った
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子どものころ、空手を習っていたというエイコさん。イヤイヤながら通っていましたが、武道の経験から、たじろぐことなく犯人を追い返すことにつながったのかもしれません。本来なら安全を守って逃げることが第一ですが、家の中という追いつめられた環境でなんとか被害を最小限にできたのは、エイコさんの判断あってこそとも考えられます。
「自分の身を自分で守る」ことの大切さを実感したエイコさん。しかし、今回のような事件は心に傷を残します。被害の大小に関わらず、すぐに警察へ通報し、その後も適切なカウンセリングなどを受けることが大切です。1人で抱え込まず、被害者が守られる社会になることを切に願います。
著者:オキエイコさんのコメント
『知らない人が家に入ってきた話』の著者であるオキエイコさんは、この漫画にこめた思いについて以下のようにコメントしています。
「お恥ずかしながらあの事件の1秒前までは、自分がこんな事件に巻き込まれるなんて考えた事もありませんでした。
でもそれはきっと、この文を読んでくださっている皆さんの多くにとってもそうだと思います。まさに1秒後、あなたのその後ろの窓から変質者が入ってくるなんて、想像できますか?そのくらい『事件』は突然やってきました。
性被害は人に相談しにくく、相談された側もどう応えていいのか回答が難しい。『なかったこと』にされることも少なくないと思います。
だからこそ、声をあげてもいいことを伝えたくてこの漫画を描きました。人に伝えたい、というより、自分自身に言い聞かせたいという側面が強かったです。
老若男女関係なく、被害者にも加害者にもなってしまう可能性がある性被害。なので誰が読んでも読みやすく重くなりすぎず、でも伝えたいことが伝わる漫画を心がけました。性被害に興味のない層の方にも読んでいただき、社会全体でアンテナを張っていただけたらと思い描かせていただきました。」
この漫画は犯罪被害体験談を紹介したものです。このような被害に遭っている、あるいは遭った経験のある方のために、内閣府の男女共同参画局では『性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター』を設置しています。
自治体によってはこのほかにも犯罪被害者支援センターを設けている場合があります。必要に応じて相談をご検討ください。