ⓒpalulu_diary
ⓒpalulu_diary
ⓒpalulu_diary
ⓒpalulu_diary
ⓒpalulu_diary
ⓒpalulu_diary
深夜、徒歩での帰宅を余儀なくされて
友人と食事に行くために、最寄りの駅まで自転車で向かうぱるるさん。駅に着いて自転車を停めようとすると、自転車の鍵がかかりません。その場では時間がないため、盗まれるかもと思いながらもやむを得ず施錠せずに食事に向かうことに。
楽しい食事会から終電で戻ってくると、やはり自転車は見当たらず。やむを得ず歩いて帰ることにしたぱるるさん。しかし、そのとき、妙な胸騒ぎを覚えたのでした。
すれ違いざまに体に触れてきた男性に恐怖!
ⓒpalulu_diary
ⓒpalulu_diary
ⓒpalulu_diary
ⓒpalulu_diary
終電も過ぎ人通りが少なく、気味が悪いとは感じながらも「以前も深夜に歩いて帰ったこともあるから大丈夫」と歩き始めるぱるるさん。
しかし、どうにも胸騒ぎがおさまらず、何か楽しいことを考えながら帰ろうとするぱるるさんですが、その予感は的中。前から1人の男性がやってきて、突然何かをつぶやきすれ違いざまにおしりに触れたのです。
恐怖を感じたぱるるさんはとっさに逃げ出し、なんとか男性から離れることができました。
深夜、周囲に誰もいない中でいきなり体を触られたぱるるさんは怖い思いをしたことでしょう。その場での不安感を思うと胸がしめつけられます。
ワゴン車が接近、嫌な予感に走り出す
ⓒpalulu_diary
ⓒpalulu_diary
ⓒpalulu_diary
ⓒpalulu_diary
ⓒpalulu_diary
ⓒpalulu_diary
ⓒpalulu_diary
ⓒpalulu_diary
不審な男性から何とか逃げ切ったものの、自宅に近づくとさらに嫌な気配のする1台のワゴン車が。車内には複数の男性の影がありました。ぱるるさんはすれ違う形でワゴン車を通り過ぎたのですが、なんとワゴン車はUターンをして、ぱるるさんの方向に向かってきたのです。
今までにない恐怖を感じ、家までの道を全速力で走るぱるるさん。なんとかワゴン車に追い付かれることなく自宅につき、それ以上の被害にあうことはありませんでした。
歩き慣れた道で度重なる怖い目にあったぱるるさん。「女性の夜の1人歩きの危険性を知ってもらうため」としてこの経験を漫画にすることにしたといいます。
警察庁によると、女性への犯罪が多く発生するのは夕方から深夜。9割の被害は女性が1人でいるときに発生したものだといいます。人通りの少ない場所・時間帯の1人歩きは避けましょう。また、やむを得ず1人で歩く場合でもイヤホンなどの装着は避け、身の回りに常に気を配ることが大切です。
本来は被害にあわないことが一番良いのですが、現実として被害が起きている以上、身を守るための対策が必要であることに気づかされる作品でした。ぜひあなた自身の防犯対策も見直してみてくださいね。
- 警察庁「女性のための安全サポートブック」(https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/keihatutu_ru/josei.pdf,2022年8月23日最終閲覧)
- セコム「第357回 夜の帰宅で注意したい犯罪対策」(https://www.secom.co.jp/anshinnavi/column/backnumber357.html,2022年8月23日最終閲覧)
『拉致られそうになった話』の著者であるぱるるさんは、この漫画にこめた思いについて以下のようにコメントしています。
「この漫画は、女性の夜の1人歩きの危険性を知ってもらう為に、私自身の経験を元に描かせて頂きました。私も『まぁ大丈夫かな…』という軽い気持ちで歩いていたらこのような事件に遭遇してしまいました。読者の方も、夜道を歩かなくてはいけない時は、タクシーを使うなど身を守るよう気をつけてもらえればなと思っております。
私も、ケチってしまってタクシーを使わなかったことを後悔しました。今思うとおよそ1,000円で命を守れるのなら安いものだと…。また、帰りが遅くなる時はいざという時に走りやすい靴を履いておくのもいいかもしれませんね。今では人気の少ない夜道は絶対歩かないようにしています。
本来はこんな事件が起きないことが当たり前であってほしいです。しかし、何か起きてからでは遅いので、防犯対策などを通して、少しでも犯罪に遭う方が減れば幸いです」
警察庁は、女性の防犯を目的として『女性のための安全サポートブック』を発行しています。ぜひ参考にしてください。