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怪我はさせたくないけど、遊ばせてあげたいというまろさんの気持ちは、親であれば痛いほどわかるという方もいるでしょう。時間がたてばたつほど、どっちを優先すべきかわからなくなりますよね。
そんなとき、帰ってきた祖父。「またケガをしたの?」という言葉にはドキッとしますが、優しい表情でメメちゃんの横に腰かけます。メメちゃんをかわいがっている様子がうかがえますね。
子どもの心との向き合い方を学べるお話
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屋内の遊び場でケガをし、靭帯損傷と診断されたメメちゃん。負傷をきっかけにケガが怖くなり、これまで大好きだった走ること、踊ること、外で遊ぶことをしたがらなくなってしまいました。まろさんはメメちゃんがケガを怖がる様子に胸を痛め、ケガを避けたい気持ちが強まる日々。
しかしある日、祖父からメメちゃんのケガは「それはね、名誉の負傷なんだよ」と声を掛けられます。その言葉をきっかけに心境が変化します。
もちろん命に関わるようなケガは防ぐ必要がありますが、遊んでいる最中のすり傷など、小さなケガは子どもの元気のあかしという考え方もあります。まろさんの体験を通じ、親として子どもの心とどう向き合い、見守っていくかを考えさせられる作品です。