子どもに怒りすぎてしまったら?フォロー方法を知っておこう
子どもを大切に思い、向き合っているからこそ、子どもの行動にイライラして最後には怒ってしまう。そんな自分に落ち込んだり反省しているママたちも多いと思います。しかし、それは一生懸命に子育てしているからこそなんですよね。子どもにもその愛情は伝わっていると思います。
ただ、怒ったあとお互いにモヤモヤしてしたままなのは避けたいところ。その時の状況、子どもの性格などによっても変わってくるかもしれませんが、フォローの方法を知っておくと気持ちが楽になると思います。
「つい言い過ぎちゃった」そんなときは、以下の6つのことをやってみてくださいね。
1. 素直に「ごめんね」と謝る
相手が子どもでも、まずは「ごめんね」を伝えましょう。怒ったことが子どものよくない行動だったとしても、「大声で怒ってごめんね」「ちゃんと理由を聞かなくてごめんね」など、感情的になったことや、一方的に怒ったことが少しでもあれば、その思いをちゃんと言葉にして謝ることが大切です。
ママが謝ってくれたことで気持ちが落ち着いたり、ママの話をちゃんと聞こうと思えるきっかけになります。
2. イライラしてしまった理由を話す
子どもの行動に対して怒った以外にも、イライラしてしまう理由があったのであればそのことも伝える方が、お互いに気持ちを理解できます。「頭が痛いから疲れてしまっていた」「おうちのことをやるのに忙しくて大変だったから」「時間がなくて急いでいた」など、理由を話すことも大切です。
3. 自分の気持ちを話すようにする
怒った理由として、子どもにこうして欲しかったと後から伝える時に、自分の気持ちをしっかり伝えるようにします。
例えば、おもちゃで遊んで片付けず、なかなか寝ようとしない時に怒ってしまったとき。
「ママは〇〇くんと一緒に寝たいから、おもちゃを片付けてほしかったんだ。〇〇くんと一緒じゃないと寂しいんだよ。」と自分の思いを子どもに伝えれば、寂しさを理解して、ママを思いやる気持ちになれます。
4. 子どもの思いをきく
怒っている時は冷静になれず、見えてこなかった子どもの状況や思いを、自分の気持ちが落ち着いてから聞くようにすると「はっ!」とさせられる理由がわかることもあります。
また、そのやりとりを通して、わが子のいい所に気付けたりすることもあります。怒ったあとでも、ちゃんと自分の気持ちを聞いてくれたことの喜びや安心を子どもが感じられるのは大切です。
5. どうすればよかったかを一緒に考える
子どもに「こうしてほしい」という思いがあって怒った時は、どうすればいいのかを一緒に考えるようにします。子どもの思いを知ったあとなら、怒った時には思いつかなかったことが出てくるかもしれません。
「こうしてほしい」ということを一方的に伝えて終えるのではなく、ママの気持ち、子どもの気持ち、双方の思いを話した後に、「じゃあどうしたらよいのか」を一緒に考えて見つけていく方が、今後同じことでイライラして怒ることもなくなっていくはずです。
6. 仲直りの合図を作る
お互いの気持ちを伝え合ったあと、ママも怒っていないよと伝える意味でも、子どもとの間に仲直りの合図を決めておくと、子どもにとってもわかりやすいと思います。例えば、「ハグ」「握手」「タッチ」「頭をなでる」など言葉だけでなく、スキンシップを取るようにすると、より安心感が得られると思います。
子どもだけでなく、親もこの合図で気持ちを切り替えられるようになるとスッキリしますよね。この合図をした後は、いつもと同じ関わりをして引きずらないようにするのがポイントです!
「あなたが大好き」を伝えて仲直りを
親も人間で感情が抑えられない時もあるし、イライラする日もある。子どもの為と思って怒りすぐてしまうこともあると思います。ただ、そんな自分はダメな親だ。また怒ってしまったと自分を責めないでください。お伝えしたフォローをして、「あなたのことが大好きなのよ」と言葉と態度で伝えれば、十分伝わります。
いつも冷静に子育てができる人は、ほとんどいないと思います。子どもとぶつかり合うことで、相手の気持ちを知る。という経験にもつながっているので、安心して子育てを楽しんでいきましょう。