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部屋を飛び出す年長女児に手を焼く
先生1人で25名の子どもを見なければいけないため、部屋を飛び出すゆかこちゃん1人を追いかけるわけにはいきません。部屋にいる子、飛び出してしまうゆかこちゃん、両方の安全面に気を配らなければいけません。
保育園・幼稚園は集団生活を身につける場ですが、心も体も成長途中の子どもたち。大人の思う通りに行動してはくれないものです。
日々の保育で手いっぱいの先生。解決の糸口を見いだせず、苦しい日々を過ごしていました。
若手保育士が相談した相手
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主任の先生へ相談し、ゆかこちゃんの様子を見てもらいました。やはり、補助の先生が1人いるだけで、保育が中断してしまうことが少なくなり、他の子は落ち着いて過ごすことができますね。
それでも、相変わらず外に飛び出してしまうゆかこちゃん。有無を言わせない保育をする先生もいますが、先生によって指導方法は異なるので、必ずしも真似をすればいいというわけではなさそうです。
できることは対応し尽している…
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幼児期は、感情のコントロールや気持ちの切り替えがまだまだ苦手な子も…。ゆかこちゃんが落ち着いているときに話をしても、すぐに変えることは難しいものですね。
集団生活の中で、問題行動を起こす子がいると、保育は中断してしまいます。それでも、できる範囲で向き合い、問題解決の糸口を探していく保育士。こうした工夫があるからこそ、保護者は日々子どもを安心して任せることができるのですよね。子どもに寄り添い、親身になってくれる先生がいると、安心して子どもを預けることができますね。
子どもに寄り添う先生の思いを感じる、温かい作品
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子どもには、それぞれ違う個性があります。話すのが大好きな子・引っ込み思案な子・泣き虫な子などさまざまです。子どもたちは保育園や幼稚園などで集団生活を経験し、心も大きく成長していきます。そのとき、身近にいる先生との関わりはとても重要ですね。
このお話では、小規模保育園で異年齢クラスを担当した主人公の若手保育士と「ゆかこちゃん」という年長の女の子の成長過程が描かれています。ゆかこちゃんは気持ちが安定しているときもあるものの、感情が爆発してしまうことが多々。先生はお手上げ状態でした。しかし、ひょんなことから「自分の対応の仕方がいけなかったのかも」と気づいた先生。ゆかこちゃんの悪いところではなく、良いところを見つけることに力を入れたのです。
先生が関わり方を変えると、ゆかこちゃんは暴れることが減りました。さらに、ゆかこちゃんからお手紙をもらうまでに信頼関係ができたのです。子どもを大切に思って寄り添う先生と、ゆかこちゃん。2人のやり取りを通し、心が温かくなる物語です。