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初めて感じた悪意…
2人目を妊娠中に保険の見直しをした主人公・マキ。保険の相談を終えたあと、担当の佐藤さんから「金利10%の資産運用」の話を持ち掛けられました。個人で運用しているため、お金は佐藤さんの個人口座へ預けなければいけません。疑惑を抱きつつも、話を聞くにつれ、すっかり信用し100万円を振り込んでしまいます。
そして、2人目が生まれてから間もなく、夫が突然、仕事を辞めてしまいます。家計に余裕がなくなってしまった益田家。そこで、佐藤さんに事情を説明し、早めにお金を返金してもらえないか相談します。
すると、衝撃的な告白をされてしまいます。ところが、ウソだとハッキリとわかってしまうほど、焦ってない佐藤さん…。マキはだまされたことを悟ります。
事前に調べなかったワケ
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資産運用の代行の話を持ち掛けられた時に、怪しいと心の片隅で感じていたマキ。ですが、事前に調べたり、周りの人に相談したりすることなく、すぐに100万円を振り込んでしまったのです。
振り返ると、不審な点が次々と思い浮かび、同時に「あのとき、すぐに調べれば…」と、後悔の念が押し寄せてきます。ですが、相手が悪意を向けてきたこと・だまそうとたくらんでいたという現実を受け止めることができず、調べないままにしていました。
すっかり人間不信に…
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詐欺被害にあい「人間が怖い」と思ってしまったマキ。そして今度は、激しく自分を責め立てます。何とかお金を取り戻そうと奮闘しますが、余計気分が悪くなります。そして、自分の食費を削るという、極端な行動をし始めます…。
本作では、資産運用の話にだまされ、100万円を失ってしまったときの苦悩や葛藤・絶望感などが描かれています。まさか自分が詐欺被害にあってしまうなんて…。もしかしたら、心のどこかで「自分は絶対に大丈夫」と過信していたのかもしれません。
ですが、もしも身近で信頼できる人からオイシイもうけ話を持ち掛けられたら、あなたはだまされない自信、ありますか?甘い話ほど、うのみにしてはいけませんね。また、一度冷静になってから調べ直したり、家族に相談したりすることも大切ですね。