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異動先でも頑張ろうと思っていたのに…
おとさんは退職すべかどうかの瀬戸際で判断に迷っていました。当時、営業部で仕事をしていたおとさん。楽しく仕事をしていましたが、ある日営業2課への異動となります。
部長からは、経験を積んできてほしいという前向きな言葉をもらったおとさん。やる気に溢(あふ)れ、新しい環境での第1歩を踏み出すはずでした。なぜ、退職という選択肢がでてきたのでしょうか…。
パワハラ上司にメンタルが削られていく日々
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おとさんの異動先である営業2課の課長である、クラ田。彼は部下には高圧的、上司にはアピール上手という典型的なパワハラ上司でした。初対面から嫌な雰囲気を漂わせているクラ田におとさんは、苦手意識を抱きます。
立場的に、部下は上司から言われたことに意義を伝えることは難しいですよね。こういう上司に慣れなければ、と我慢をしてしまう人もいるかもしれません。パワハラなどのハラスメント被害の恐ろしいところは、相手への異議を唱える前に、自分が悪いと自己否定をしてしまうところです。
異常な環境だと気が付けず、どんどん心身を病んでしまう可能性があります。上司の言うことが全てだと捉えず、おかしいものはおかしい、そういった正しい判断を持つことも大切なことですよね。
ワークバランスが崩れても、幸せを感じている?
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業務、管理、そして上司の態度…、おとさんは営業2課に異動となってから完全に仕事に押しつぶされてしまいました。明らかなオーバーワークですよね。何事も頑張りすぎることはよくありません。ワークバランスが崩れて私生活に影響をきたしてしまうことは、とても不健康です。
今の会社を退職することに、転職の不安など複雑な思いがあるでしょう。それによって一歩を踏み出せない人はたくさんいるかもしれません。もしそういった思いでがん字がらめになってしまったら、今頑張って我慢している状況は幸せかどうかを考えてみてください。
たった1度の人生。仕事で我慢をし続けて、幸せな時間を逃してしまっていたら、それはとてももったいないことです。あくまでも大事なことは、皆さんの幸せと健康です。職場環境のつらさから離れることは、逃げではなく守ることですよね。