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教授に「気に入られている」だけじゃない
同じ高校出身の美姫・華と大学のオリエンテーションで出会い、それ以来、何となく行動を共にするようになった3人。「合わない」と思いながらも1人になるのがイヤで、友だち関係を続けています。
ところが、2先生の時間割を決めるとき、美姫に「教授に気に入られているから」と嫌味のようなことを言われてしまいます。普段から、きちんと授業に出席し、勉強に励んでいるからこその結果なのに…。上辺だけで判断する美姫の言葉にモヤモヤしてしまいます。
その後、2年生の授業では、美姫・華とは離れ別の授業を選択しました。その結果、意外な世界が広がっていたのです。
友人と距離をおいてみて
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美姫・華と距離をおき、別の授業を選択しました。最初は不安な面もありましたが、まわりの人に恵まれ、楽しく過ごしています。
そんなある日、学食で席を取っておいてと頼まれた ゆいな。ところが、いくら待っても2人はあらわれません。そればかりか「他の子とご飯を食べることになった」と言いドタキャンされてしまったのです。こんな雑な扱いをされてしまっては、傷つきます。
それでも、美姫・華に文句を言えない ゆいな。「言ったところで…」と思い、ガマンしてしまいます。そして今回のできごとを、ゆいなは別の友人に話しました。すると、その友人は自分のことのように怒ってくれます。
空気を悪くしたくない
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美姫・華との関係について、友人に打ち明けた ゆいな。すると、友人はまるで自分のことのように怒ってくれました。たしかに、一方的に搾取されるような関係は、「友人」とは呼べないのかもしれません。
本作では、「合わない」と思いながらもボッチになるのがイヤで、友人関係を続けたエピソードが描かれています。上辺だけで判断したり、都合のいいように利用したりするのは、許せません。ですが一方で、ゆいなも「ボッチを回避する」という目的で友人関係を続けていたのです。
ですが今回、自分のことのように真剣に怒ってくれる友人があらわれ、とても頼もしく感じますね。本当の友だちなら、見下したり利用したりすることはしません。また、2人から離れた結果、まわりの人に恵まれ、楽しく授業を受けられるようになりました。
「合わない」と感じたとき、友人との距離の置き方について、考えさせられる作品です。