©ricoroco.2019
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初めての育児、悩みは「ある」
主人公・サツキは、夫の転勤で引っ越してきました。そのため、土地勘もなく、慣れない土地での暮らしに不安を抱いています。そんな中、産院でママ友と出会います。出産した日が近く、さらに3人とも同じ年で住んでいる場所も近かったことから、すっかり意気投合。連絡を取り合い、励まし合いながら育児をしていました。
ところが、子どもが大きくなるにつれ、ママ友の1人・アケミが「女の子は楽」という発言を繰り替えように。最初は気にしないようにしていましたが、聞き流すのが限界に。せっかくできたママ友でしたが、距離をおこうと決意します。
誘いはすべて断り、会う頻度が減ります。このまま距離をおこうと思っていた矢先、偶然、近所の公園で再会してしまいます。
久しぶりに会ったママ友は、やっぱり…
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ことあるごとに、女の子の育児は「楽」「簡単」という発言を繰り返していたママ友・アケミ。久しぶりに再会し、歩くかどうか聞かれたとき、サツキは気を遣って本当のことを隠しました。ですが今度は、「女の子のくせに」と言われてしまいます。
さすがにガマンの限界を迎えたサツキ。アケミに対して、本音をぶつけます。
性別問わず、育児は楽じゃない!
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ついに、今までイヤだと思っていた正直な気持ちを告げたサツキ。するとその夜、アケミから弁明のメッセージが届きますが、すっかり疎遠になってしまいました。
育児には、上も下もありませんね。男女関係なく、大切な子どもの命を預かり育てることは、容易なことではありません。男女だけではなく、きょうだいがいても・いなくても、きょうだいの年が近くても・離れていても、大変という感じ方は個人差があり、一概に言えることではありません。
このママ友は、無意識だったのかもしれませんが、性別を理由に差別するような発言はアウトです。それぞれの個性を尊重し合い、子育ては「お互い大変だよね」と共感できたら素敵ですね。改めて、人を傷つけてしまうような発言をしてしまわないよう、気をつけなければいけないと気づかせてくれる作品です。