©人間まお
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動物病院へ駆け込んだけど…
バイトへ向かう途中、車にひかれた猫と遭遇した まおさん。バイト先へ事情を説明し、迷わず動物病院へと向かいます。猫を助けたい一心で、必死に祈りますが、厳しい現実が待ち受けていました…。
獣医師に「もう助からない」と告げられ、連れて帰ることにします。ですが、まおさんはこのあとバイトへ行かなくてはいけません。そこで、近くの公園へ連れて行き、バイトの間は母に猫の様子を見てもらうよう頼みました。
そして、ようやくバイトを終え、急いで猫のもとへ向かいます。
猫のことが気がかりで
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バイトを終え、急いで公園へ向かいましたが、そこには猫の姿はありませんでした…。帰宅し母に事情を聞くと、公園に行ったときにはすでに猫の姿はなかったと言われます。
その後も、猫の行方が気がかりで、何度か公園の周辺を探しに行きましたが、猫を見つけることはできませんでした。
それから10年後。意外な真実が明らかになります。
10年後にわかった意外な事実
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母と兄が見に行ったときには、すでに猫は息を引き取っていたようです。10年たってから、真実を明かされました。ですが、母と兄が気遣った優しいウソでした。
本作では、車にひかれた猫と遭遇し、助けてあげられなかったツラい体験談が描かれています。10年たっても、猫のことを思い出すという まおさん。心に刻まれた、悲しい記憶です。
ですが、まおさんが猫のことを思い出すことで、猫はまおさんの心の中で生き続けているように感じます。また、最期の最期までまおさんに気にかけてもらい、必死に助けようとした人と出会えたことは、猫にとっては幸せだったように感じます。
改めて、動物の命を救う難しさについて考えさせられる作品です。