Ⓒ末次由紀/講談社
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親にとって、子どもの習い事は特別な価値があるように思える場合があります。家庭によっては、親が積極的にレッスンへの送迎や自主練の手伝いなど、多くの協力をする場合もあるでしょう。
「わが子が楽しく取り組んでくれるなら」と必死にサポートしてきた親にとって、突然の「辞める」はあまりに大きな衝撃なのかもしれません。成実も拓実の辞める決断に一定の理解はしつつも、ショックを隠し切れない様子です。
子どもの習い事に対する親の思いを描く『MA・MA・Match』
主人公・相川成実にとって、長男・拓実がサッカー部を辞めるのはショックが大きいできごとでした。習い事はあくまで子ども本人のもの。それでも、長くサポートしていくうちに親が夢中になり、応援することが生きがいになることはあるでしょう。
本作では、長男がサッカーを辞めることにしたと聞かされた成実が、下の子が所属するサッカークラブのママたちとチームを組み、サッカーの試合に挑むまでが描かれます。
子どもの習い事に対する親の思いや子どもの気持ちなど、親子のさまざまな姿が生き生きと描かれた作品です。
著者:末次由紀
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