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「息子が捨てたスパイク」母の心にわいてくる、寂しさを止めたい|MA・MA・Match

子どもたちのサッカーを見守るのが生きがいの相川成実、45歳。ある日、長男の拓実がサッカー部を辞めたと伝えられ大混乱。そんな中、長女と同じサッカークラブに通う家族の喧嘩をきっかけに、ママたちとチームを組んでサッカーの試合をすることに。成実は夜な夜な公園で自主練を行い、サッカーのスキルを身につけようとするのですが…。この記事では、末次由紀著『MA・MA・Match』の試し読み企画第4話をお送りします。※本記事は『MA・MA・Match』(講談社)の一部シーンをお届けするものです。

Ⓒ末次由紀/講談社

第1話から読みたい方はこちら

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成実は、息子・拓実がサッカーを辞めてしまうことに対する寂しい気持ちをママたちと共有することができました。思いを聞いてもらい、少し気持ちが軽くなったのではないでしょうか。

その様子を、人知れず見ていた拓実。母親が自分に対して向けていた思いを知り、どんな気持ちになったのでしょうか。親離れしつつある年齢の拓実にとっては、複雑な部分もありつつ、母の愛情を感じた瞬間だったかもしれませんね。

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子どもの習い事に対する親の思いを描く『MA・MA・Match』

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MA・MA・Match (アフタヌーンKC) [ 末次 由紀 ]

主人公・相川成実にとって、長男・拓実がサッカー部を辞めるのはショックが大きいできごとでした。習い事はあくまで子ども本人のもの。それでも、長くサポートしていくうちに親が夢中になり、応援することが生きがいになることはあるでしょう。

本作では、長男がサッカーを辞めることにしたと聞かされた成実が、下の子が所属するサッカークラブのママたちとチームを組み、サッカーの試合に挑むまでが描かれます。

子どもの習い事に対する親の思いや子どもの気持ちなど、親子のさまざまな姿が生き生きと描かれた作品です。

著者:末次由紀
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