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営業部のエースである宮本くんからのアドバイスは「借りを返すやつか返さないやつかを見極める」というものでした。ギブ美はこれまでテイ子から借りを返してもらったことはありません。自分ばかりに負担をかけられて、疲れはてていたのです。
この宮本くんから受けたアドバイスは、ギブ美にとって深く考えさせられるものでした。
自己犠牲にストップ、きっぱり断ることも大事
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ギブアンドテイクという言葉がありますが、自分の利益ばかりを優先するタイプの人に、その言葉は通用しないことも。人から奪ってでも自分の利益を得ようとしてお互いさまという考えがない人を指し、テイカーと呼ぶ考え方があります。
もしもテイカーの同僚がいたら、仕事を押し付けられたり成果を横取りされたりして、職場で神経をすり減らすことになってしまうかも。人間関係で悩んだ時には、思い切って上司に相談するのも一つの手段です。
注意したいのは、穏便に済ませようとして我慢し続けてしまうこと。そうすると相手の要求はエスカレートし、ますます自分が大変になります。テイカーを相手に自分がすり減らないためには、相手のペースにはまらないことが大切です。例えば、無理な相談をされたらきっぱり断り、度を過ぎる自己中心的な行動が見られたら距離を置くのも対策になるでしょう。
頼まれた仕事を断るとき、あなたは罪悪感を覚えるかもしれませんし、相手は不機嫌になるかもしれません。それでも、お互いにとって今後の人間関係が良いものになるよう、断る勇気が必要ですね。