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柚羽さんに別れを告げられたコウ君。確かに柚羽さんのことを大切にしていなかったと、これまでのことを反省し、ちゃんとした彼氏になれるよう頑張ると、柚羽さんに頭を下げました。
これまでには見られなかった謙虚な態度に、柚羽さんの心は揺れ動きます。
DVかも?少しでも違和感を覚えたら周囲に相談を
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「DV」とは「ドメスティック・バイオレンス」を略した言葉で、配偶者や恋人など親密な関係にある、またはあった者から振るわれる暴力という意味です。言葉や力による暴力だけではなく、外出禁止や携帯電話をチェックされるなどの社会的暴力、生活費を渡さないなどの経済的暴力もDVです。
柚羽さんは、恋人コウ君から思いやりのない要求をされ続け、結婚後はますますエスカレート。徐々に精神的なダメージを深めていきます。はたから見れば「どうして逃げ出さないの?」と思う状況でも、柚羽さんにとっては抜け出せない状態だったようです。
付き合い始めたころは優しかった恋人も、時間の経過とともに想像とは違う内面が見えることがあります。誰であってもDVに遭う可能性は否定できないのです。もしも恋人や配偶者などから暴力を受けたら、第三者や行政の窓口に相談しましょう。内閣府もDV相談窓口を設けています。
柚羽さんはストーリーの中で周りの人に支えられて自己肯定感を回復させ、徐々に自分の意見を言えるようになります。DV被害の深刻さや周囲への相談の大切さについて改めて考えさせられる作品です。
- 内閣府男女共同参画局「配偶者からの暴力被害者支援情報 「ドメスティック・バイオレンス」とは」(https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/dv/index.html,2024年6月15日最終閲覧)
- 内閣府一般社団法人 社会的包摂サポートセンター「DV相談+」(https://soudanplus.jp/,2024年6月15日最終閲覧)