©semi_no_mai
©semi_no_mai
©semi_no_mai
目的地に行けず困っている老人に声をかけられる
この日は台風が近づく予報が出ていた日でした。バイトをしていたまいかわセミさんも、台風のために早めに仕事を上がります。急いで家に帰ろうとしていると、たくさんの荷物を持った老人に声をかけられます。
老人は、手帳を持っていて、何か困りごとがあるようでした。もちろん放っておけるはずもなく、どうしましたか?と声をかけると、目的地に行けずに困っているようでした。さて、どうなるのでしょうか。
私はこの人にどのくらい付き添えばいいのだろうか…
©semi_no_mai
©semi_no_mai
©semi_no_mai
©semi_no_mai
©semi_no_mai
©semi_no_mai
©semi_no_mai
困っているなら、なるべく力になりたいと思う気持ちはとても素敵なことです。まいかわセミさんは台風のために早めに帰宅したいと思っていましたが、老人のためにその時間を付き添うことにします。
しかし少し変わった老人で、まいかわセミさんへの要求はどんどんエスカレートしていきます。きっと老人も困っていることがあるから、まいかわセミさんに声をかけたのでしょう。大変な思いをしてきたはずです。しかし、相手のことを考えずにつぎつぎに要求をしてくる姿には正直困ってしまうでしょう。
人助けと言いますが、相手の要望にきちんと応えていくことは大変ですよね。帰りたい、と思うまいかわセミさんの気持ちにも共感してしまいます。誰でも時間を持て余しているわけではありませんよね…。
無理にすべてを引き受けなくてもよい
©semi_no_mai
©semi_no_mai
©semi_no_mai
コミュニケーションが苦手な特性なのか、老人はまいかわセミさんにお礼も言わずにその場を去っていきました。結局老人の困りごとはなんだったのでしょうか…。身の回りのことすべての介助をすることは、まず無理ですよね。
まいかわセミさんにも事情や予定があります。困っている人だからと言って、すべての要求を聞き入れる必要はありません。困っている状況を理解し、自分が対応できないと判断したら、施設の係員や近くの交番に相談をして引き継ぐことも大切です。
困っている人を無視することと、聞いたうえでできるかできないかを判断するかは全く異なります。自分のできる範囲のことで相手の困りごとに付き添ってあげられたらいいですよね。
- 大垣市「ご存じですか?電話お願い手帳 (令和6年3月15日号)」(https://www.city.ogaki.lg.jp/0000064776.html,2024年6月27日最終閲覧)