Ⓒ倉間
Ⓒ倉間
Ⓒ倉間
予想外だらけの人生だった
主人公・美咲は、結婚について漠然とこうなるんだろう、というイメージを持っていました。それは「自分と歳が近い人と結婚する」ということ。自分の両親のように、いわゆるに適齢期になったら同世代の人と結婚をし、子どもを生み、家族になる。そしてパートナーと同じような速度で老いていく…そんな想像をしていました。
しかし、人生何が起きるかわかりません。美咲を待ち受けていた未来は、予想外だらけだったのです。
運命は傷心中に動き出した
Ⓒ倉間
Ⓒ倉間
Ⓒ倉間
Ⓒ倉間
Ⓒ倉間
Ⓒ倉間
Ⓒ倉間
Ⓒ倉間
7年付き合った美咲。27歳になり、別れる気配もなく、そのうちこの人と結婚するんだろう、とそんな風に思っていました。7年も付き合っていたら、結婚が自然と視野に入ることもあるでしょう。
しかし、突然に別れを切り出されます。まさか7年も付き合って別れることになるなんて…美咲は、再び誰かを好きになる気力を失って、すっかり傷心状態でした。そんなとき、偶然にも高木という男性からナンパをされるのでした。そして高木は、美咲よりも28歳も年上だったのです。
無自覚な恋の始まりに胸がきゅんとする
Ⓒ倉間
Ⓒ倉間
Ⓒ倉間
高木のナンパがきっかけで、毎週金曜、高木の手料理を食べる、という不思議な関係になった2人。美咲は自分より28歳年上の高木へすぐに恋心は抱かなかったものの、彼の優しさに少しずつひかれているように見えます。
なぜか相手のことが気になる、一緒にいて楽しい、などは、恋の始まりのサインかも。作中では、美咲が少しずつ自分の気持ちを自覚する様子に、読者もキュンとするシーンが盛りだくさんです。
予想もしていなかった別れの先にあった、思わぬ人との出会い。人生の楽しみ方を感じさせてくれるような作品です。