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安易に値引きを要求される日々
スゥさんは長い下積みを終えて、スタイリストとして活躍しています。そんなスゥさんの元には、学生時代の知り合いからの連絡がくることがあります。
そのほとんどが、友だちなんだから割り引いて施術してほしいというものばかり。材料や工数を考えて、大幅な値引きはできないと伝えると手のひらを返したような相手の態度にスゥさんはいつもモヤモヤするのでした…。
友人の施術がトラウマ(心的外傷)だった
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以前は友人からの依頼を断れずに引き受けていましたが、毎回友だち価格を求められたり、むちゃな注文をされたりと傷ついてきたスゥさん。すっかり友人の予約をいれなくなっていました。そんなとき、親友のマナミさんのスタイリングを引き受けることに。
マナミさんは、親友だからこそスゥさんを信用してすべてを任せると言ってくれました。人は技術を習得し、収入を得るまでたくさんの苦労を経験します。そういった目に見えない価値を提供している人に値引きを要求するということは、その価値を低くみていると同じ意味ですよね。
知り合いだから安くしてほしい、ついそんな思いを抱くことも理解できます。しかし、スゥさんたち技術者の思いを知り、友だち価格を自分から要求することは、いいことかどうか一度考えてみてもいいかもしれません。
目に見えない技術や時間を軽視しない
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技術者やクリエイターは材料費以外にも時間や思いを込めて、作品を作ったりサービスを提供したりします。価格というのは、そのすべてを込みで提示されたもの。安易に知り合いという理由で安くしてもらおうとする気持ちはよくありません。
目に見えない価値を提供するような技術者やクリエイターは、そこに至るまで、たくさんの時間をかけ技術を磨いてきました。誰でも簡単にできることではありませんよね。
知り合いなのにお金を取るの?と考える人がいるのであれば、ぜひ今回の作品を通してクリエイターさんたちの思いに触れてみてほしいと思います。対価とは、相手への敬意です。相手から友だち価格を提案されたらありがたく受け取ることはよいかもしれませんが、こちらから相手の価値をおとしめるようなことはしたくないですよね。