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現段階で新垣部長にできることはない…それはまず、高橋さんが自分から「クリーンライン」に相談する、その第一歩が必要だったからです。
社内の仕組みを高橋さんに説明し、クリーンラインへの相談を促す新垣部長。高橋さんは心底ほっとした表情を見せます。
高橋さんは、早速行動に移しましたが、やはり一筋縄ではいかないのでした。
セクハラは我慢せず相談を
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とある会社の商品開発部に異動した、主人公・高橋あいさん。憧れの瀬倉課長に引き抜かれうれしかったのですが、席は課長の隣、シフトはいつも課長と一緒。さらに食事にも誘われ、だんだんと違和感を覚えるように。部長に相談しますが「自意識過剰」と一蹴されてしまいました。
課長の行動はエスカレートし、2人きりでの出張まで計画され、高橋さんの心は限界に。そんなとき、社内で総務課の事務員と会話できたことがきっかけで事態は変化していきます。事務員が引き合わせた、法務部本部長・新垣さんが味方してくれたおかげでハラスメント対応が進み、セクハラが収束したのです。
セクハラを受けたかもしれないと感じたら、まずは会社の人事労務などの相談担当者、または信頼できる上司に相談しましょう。対応してもらえない場合には、都道府県労働局雇用環境・均等部(室)に相談することもできます。セクハラは許されるものではありません。我慢せずしかるべき機関に相談し、解決をはかることが大切です。
- 厚生労働省「職場におけるハラスメントの防止のために(セクシュアルハラスメント/妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント/パワーハラスメント)」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/seisaku06/index.html,2024年9月3日最終閲覧)