©chinakichi72
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不便ながらも楽しかった一人暮らし
このお話は、ちなきちさんが大学生のころのエピソード。
一人暮らしをするため、ちなきちさんは築30年のアパートに住み始めました。管理が行き届いているとは言えない物件で、そこそこの不便もあったそうですが、工夫しながら快適な生活を送っていたそうです。
ここまでは順調な大学生の生活のように見えます。ちなきちさんの身に何が起こるのでしょうか。
違和感…そして遭遇した恐怖の体験
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一人暮らしは誰からも見られてないという感覚からつい開放的になりがち。誰かに見られているかもしれないなんて夢にも思わないですよね。
ちなきちさんは、ある日玄関の扉に穴を見つけます。明らかに穴の先が見通せてしまうほどの大きな穴です。しかしちなきちさんは、この穴をガムテープでふさぐだけの対応で済ませてしまいました。この穴を見つけた時点でもっと気を付けたり、誰かに相談すべきだったのかもしれません。
穴をふさいだことで安心していたちなきちさんでしたが、なんと後日見てみると、そのガムテープにも大きな穴が。おそらく誰かが棒のようなもので突き破ったのでしょう。あまりの恐怖に心臓の鼓動が早まります。
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ちなきちさんは意を決して「穴」を覗いてみました。すると、なんと誰かと目が合ってしまいます。とても恐ろしいできごとだったでしょう。一人暮らしの女性の家を盗み見ているなんて、信じられない行為です。一体だれなのかは目だけでわかりませんが、ちなきちさんは怖くて仕方ないですよね。
穴をのぞいて、のぞかれていることに気づくなんて…危うく心臓が止まってしまうほど怖かったことでしょう。
異変を感じたらすぐに周囲に相談を
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結局、警察に相談はできなかったというちなきちさん。もしかしたら、あの目は気のせいだったのではないかと、自分に起きたできごとが信じられなくなってしまったようです。
確かに突然のことに動揺はしたと思いますが、気のせいや幻覚ではなく、ちなきちさんが味わった恐怖は本物なのではないでしょうか。被害者ばかりが声をあげることをとまどうのはつらいですよね。同様の問題に直面した方は、ぜひ警察に相談してください。
幸い大きな事件には発展しなかったといいますが、一人暮らしの恐怖や自衛の必要性について今一度考えさせられる作品でした。