「0歳入園」にはこんなメリットがある!
待機児童が多い地区では、育児休業を1年取得したのちの1歳児クラスが激戦です。そのため、0歳児入園であれば比較的入りやすいというメリットがある場合も。
そのほか、0歳児入園には以下のような心強いメリットもあると、保育士である私は感じています。
- 人見知りが始まる前に保育園に慣れる
- 早いうちから規則正しい生活リズムが整う
- 異年齢との触れ合いが良い刺激になる
- 不安なことはすぐに保育士に相談できる
- 家庭ではできない遊びを経験できる
- 保護者が収入を得ることで金銭的な余裕が生まれやすい
上記のように、0歳児から保育園に通うメリットはたくさんあります。なかでも、保育園ならではの異年齢との関わりや、保育のプロが考えた発達段階に合わせた設定保育は、子どもの成長のきっかけになることも。
また、育児についてすぐに相談できる存在がいるだけで心強いですよね。
0歳児入園を前向きに考えるための心構え
0歳児入園にメリットがあるとはいえ、かわいい盛りのわが子を預けることに抵抗を感じる人もいるでしょう。0歳児入園を前向きに考えるため、以下のような心構えをおすすめします。
- 「わが家はわが家」と考えて周囲の声は聞き流す
- 子どもの成長を喜んでくれる人が増えると考える
- 母親としてだけでなく自身の時間やキャリアも大切にする
0歳で保育園に預けると、タイミングによっては発達段階や新たにできるようになったことなど「初めての瞬間」を見逃すことも。しかし、両親や親族以外に子どもの成長を喜んでくれる存在がいることは、子どもにとっても幸せなことです。
決して「かわいそうな環境」ではないため、前向きにとらえてほしいと思います。
注意点は押さえつつ、メリットを感じられるように準備しよう
0歳児での入園は、いくつか注意点もあります。
園によっては保育料が高額で、収入を得ても家計のプラスがわずかになることも。また、入園直後は特に子どもの体調不良による早退や欠勤が多くなりやすく、思ったほど収入を得られないことも想定しておきたいところです。
体調を崩す子どもを横目に翌日の仕事の心配をするのは嫌だなと思う人もいるかもしれません。入園直後は子どもの急な体調不良もありえると考え、家族にフォロー要請をしておくのも手でしょう。
注意点がありながらも、0歳クラスでの入園にメリットがあるのは確かだと思います。注意点には事前に対策ができます。前向きに考えて、育児と仕事を両立できると良いですね。