「ベビーカー持ちますよ」
終着駅についたとき、荷物がたくさんあって邪魔だから最後に降りようと待っていたんですが、あまりに最後まで座ってると、つぎの人たちが乗車してくるので最後の3,4人なった時に、すぐ降りられるようリュックを右肩に回し、ベビーカーを押さえながら立ち上がりました
すると近くにいた40代くらいの女性が、ベビーカー持ちますよ、と手を差し伸べてくれました。
降りようと立ち上がった瞬間に、見知らぬ女性から「ベビーカー持ちますよ」と声を掛けられたMさん。誰かからこのような声を掛けられるなんて全く考えていなかったMさんはとても驚いたそうです。
感謝を伝えると返ってきたのは予想外の反応だった
あたしはそんなこと自分かしたこともないし、されたこともない、その粋な、勇気のいる心遣いにとても感動して、超感謝を伝えようかと思って降車したのですが、その女の人からベビーカーを受け取り、すみません、ありがとうございます!というと顔を赤くされて、ペコッとしてすぐ立ち去られました。
突然の出来事でしたが、せっかくの厚意はむだにできないと判断し言葉に甘えてベビーカーを持ってもらったMさん。
感謝の気持ちを伝えると、相手はただ無言で顔を赤らめながらペコッとしてすぐに立ち去ったのだそう。Mさんとしては、その姿を見て、相手はとても勇気を持って声をかけてくれたんだろうなと感じたそうです。
勇気ある行動が気恥ずかしくならない風潮になってほしい
助けることが当たり前、というか、助けることが気恥ずかしくない、そんな風潮になれば良いのになと改めて思いました。
今日助けてくださった方、ここは見てないと思うけれど…本当に嬉しかったです、ありがとう(^o^)
誰かが困っている時、手を差し伸べたいと思っても、断られたら恥ずかしいといった気持ちがよぎりなかなか行動にうつせないという方がいるかもしれません。人を思っての行動なのに、相手の反応や周りの目が気になってためらってしまうのはとてももったいないことですよね。
どのような結果であれ、誰かを思って起こした行動が温かく受け入れられ、それが当たり前になるような世の中になるといいですね。