©shiori_midori_kaka
手術当日、術前の処置の最大の山場、「浣腸の時間」がやってきます。手術の経験はあっても、浣腸を受けるのは初めてだったシオリさんはドキドキします。
浣腸はやや温めてから体内に入れるようですが、最初に入れたものがとても熱く感じたシオリさんは驚き、戸惑います。
©shiori_midori_kaka
©shiori_midori_kaka
©shiori_midori_kaka
©shiori_midori_kaka
©shiori_midori_kaka
©shiori_midori_kaka
©shiori_midori_kaka
最後のコマのシオリさんの「3分以上経ってますから!」は必死の叫びですよね。我慢するのが大変そうです。病院で受けるいろいろな検査や処置には、バリウムや今回の浣腸にように、「少し時間を置く」というものもありますよね。
この待ち時間が結構しんどいと思う人もいるのではないでしょうか。
少しでも気になることがあれば早めの受診を
©shiori_midori_kaka
©shiori_midori_kaka
©shiori_midori_kaka
当時20代だった著者・シオリさんは月2回生理がくることが気になり、婦人科を受診します。生理についてはストレスが原因と言われますが、診察の結果、片方の卵巣に異常が見つかりました。病名は「成熟嚢胞性奇形腫」という聞きなれないものでした。
治療方針は病院や医師によって異なりますが、シオリさんは担当医から手術を勧められます。その後、大きな総合病院に入院して受けた手術は成功。しかし一方で、腫瘍を取り除いたため片方の卵巣の大きさは半分になりました。ただ、シオリさんは「早期発見のおかげで卵巣を半分残すことができた」とこの時の体験を振り返っています。
手術ののち、2度の出産を経験したシオリさんは、自身の経験から早期受診の大切さを漫画を通して伝えたいと考えこの作品を描いたということです。婦人科にかかることに抵抗がある人もいるでしょうが、日ごろから定期検診などでかかりつけの婦人科医を見つけておくと、いざという時に相談に乗ってもらいやすくなりますよね。
『20代で片方の卵巣が半分になった話』は普段から自分の体の声に耳を傾け、少しでも違和感がある際は医師の診察を受け、適切なメンテンナンスをすることの大切さを学べる作品です。
- 横浜総合病院 婦人科内視鏡手術センター「疾患と治療について 卵巣腫瘍」(https://yokoso.or.jp/gyne_naishikyo/medical/syuyou.html,2025年4月23日最終閲覧)
- 八王子クリニック「女性の病気 各病気に適した検査を行うことで早期発見につなげることができます。」(https://hachicli.or.jp/dock/dock-disease-women.html,2025年4月23日最終閲覧)
シオリ🦚【セキララエッセイ漫画】(@shiori_midori_kaka)さんのインスタグラム