©kamiya.tsukami
眼帯の女性を救い出したい、そんな思いを抱いたショートヘアの女性は、「このままだと命の危険もあるかもしれない」と真剣に訴えます。しかし、眼帯の女性は「大丈夫です」と微笑み、頑なにDVを否定し続けるのでした。
けれどその目には、何かを恐れているような影が見え隠れします。
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なぜ、図書館で偶然出会っただけの、眼帯の女性を必死で助けようとするのか?それは「ひとごとだと思えなかったから」だと言います。
そう語る女性の胸の内には、過去の記憶や後悔があるのかもしれません。見て見ぬふりができなかった優しさと、どこかにある自分との重なりが、彼女を動かしているようです。
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自身もパートナーに傷つけられた経験のあるショートヘアの女性は、「相手を交換しての復讐」を持ちかけました。
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ショートヘアの女性には、かつてパートナーから心を深く傷つけられた過去がありました。その痛みは、今も胸の奥に静かに残っています。
だからこそ、偶然出会った眼帯の女性が抱える「見えない痛み」に気づくことができたのかもしれませんね。傷を知る者同士だからこそ芽生えた、奇妙で切実な絆の行方が気になります。
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ギャンブル依存症には、適切な治療を
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図書館で偶然出会った2人の女性が、互いのパートナーへの復讐を計画するところから物語が始まります。前半では、夫から妻への暴力や経済的DVなど、妻側の深刻な悩みが描かれていますが、物語が進むにつれて少しずつ視点が変わり、夫側の複雑な事情が明らかになります。それは、妻のギャンブル依存症に苦しむ夫の姿でした。
ギャンブル依存症は、脳の「報酬系」と呼ばれる部位に関連する精神疾患で、本人が「やめたい」と強く願っても、その欲求をコントロールすることができなくなります。作中では、夫の両親から受け継いだ遺産を使い果たし、さらには自分の体を傷つけてまでギャンブルにのめり込む妻の姿が描かれています。
ギャンブル依存症の恐ろしさは、単に当事者の人生を狂わせるだけでなく、家族にも計り知れない影響を与える点です。消費者庁のホームページでは、悩んでいる方々が相談窓口とつながるよう呼びかけています。
ギャンブル等依存症は、適切な治療と支援により回復が十分に可能です。しかし、本人自身が「自分は病気ではない」などとして現状を正しく認知できない場合もあり、放置しておくと症状が悪化するばかりか、借金の問題なども深刻になっていくことが懸念されます。
そこで、ギャンブル等依存症に関する注意事項や、対処に困った場合の相談窓口をお知らせします。相談の内容に応じ、これらの窓口をご利用ください。 ※1
依存症は病気であり、適切な治療と支援を受けることで回復は十分に可能です。しかし、依存症に苦しむ本人が「自分は病気ではない」と認識できていない場合、症状が進行し、借金や家庭内の問題がさらに深刻化する危険があります。
依存症を克服するためには、何よりも周囲の理解と支援が大切だということを、改めて感じさせられる作品です。
- 依存症対策全国センター 「ギャンブル依存症ってどんな病気? 」(https://www.ncasa-japan.jp/understand/gambling/about,2025年4月9日最終閲覧)
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