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卵巣がんと診断され、抗がん剤治療を受けていた苗さん。はじめは順調だったものの、今度は十二指腸にもがんが見つかり、治療が難しくなります。その後、緩和治療に切り替えて…。
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どうして仕事をやめる決断をしたのでしょうか。
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楽しみを分かち合ってきた妻、苗さんがいなくなってしまうことを考えた夫。
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義弟の気持ちを察する苗さんの兄。
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一度仕事を辞めると打ち明けた苗さんの夫。子どものいない苗さん夫婦にとって、お互いの存在が生きる活力で、苗さんの夫にとってはなおさらその思いが強かったようです。
苗さんがいなくなってしまったらお金を使うような楽しみもないと言う夫に、兄・豊さんはいつまでも家族だと声をかけます。苗さんも夫がいつまでも家族の一員であることを望んでいますし、お互いにつらさを分かち合ってほしいですよね。
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家族で支え合って懸命に生きる
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長引く腰痛に悩んでいた主人公・苗さんは、兄が勤務する病院で診察を受けることになりました。整形外科や泌尿器科での検査の結果は問題なかったものの、婦人科での検査で「卵巣がん」が判明します。
その後、苗さんは抗がん剤治療を懸命に続け、一時は病状も良くなっていきますが、今度は十二指腸でがんが見つかります。主治医の煮え切らない態度にモヤモヤし、東洋医学を頼りにする苗さん。心配した夫は、別の病院で働く医師で大学時代の先輩・丸田先生の元へ苗さんを連れていきますが、すでに手術ができる状況ではなく、緩和治療へと切り替えることにしたのでした。
体がつらい中でも、いつも周りのことを気にかけながらがんと闘い続けた苗さん。夫や家族は、彼女の意思を尊重しつつ自分たちにできることを考え、最後まで苗さんに寄り添いました。
日ごろから体の変化に注意を向け、小さな異変でも検査を受ける意識が、命を守る大きな一歩になることを教えてくれるエピソードです。
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