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「打ち上げ行きたい」高校生の娘に伝えたこと
親にとってわが子はいつまでも子ども。しかし、子どもが中高生になると自分たちのコミュニティーを作り、だんだんと親の手が届かない範囲が増えていきます。トラブルに巻き込まれないかと不安になることもあるでしょう。「うちの子は大丈夫」誰しもそう思いたいものですが、親として自分を守る手段はしっかりと教えておきたいですよね。
投稿者・なちゅ。@8/9に本が出ました📗さんが投稿していたのは、学校のイベントの打ち上げに行く高校生の娘さんに伝えた内容。わが子を信じているからこそ伝えたい大事なことでした。
文化祭体育祭シーズン。今年高校生になった長女が「打ち上げに行ってもいい?」と聞くので「全然いいよー。楽しんでおいで。でも、もしその打ち上げの場でお酒を飲む子とタバコを吸う子と謎の葉っぱが出てきたら、『用事ができた』って言って抜けて帰っておいで」って話をした。
無いと思いたいけど、念のためね…。 ※1
なちゅ。@8/9に本が出ました📗(@itacchiku)さんのX
高校生になったばかりの長女に、イベントの打ち上げに行っていいか聞かれたなちゅ。さん。快く「楽しんでおいて」と言ったなちゅ。さんでしたが、念のためお酒やタバコなど高校生にふさわしくないものが出てきた時の対処法を教えたそう。友人同士の関係性は大切ですが、雰囲気に流されて飲酒や喫煙などをしてはいけません。そうならないよう、具体的な場面や行動を伝えておくのは大事ですね。
この投稿に「大事なことですね」「うちは親のせいにして帰ってくるよう伝えています」「うちは下痢になったと言って帰ってくるように言いました」など、さまざまな声があがっていました。自由が増える時期だからこそ「自分を守れるのは自分」ということを親としてはしっかりと伝えなければいけませんね。親としてのあり方を考えさせられる、すてきなエピソード投稿でした。
言葉の変化を感じたとき
時代によって、言葉の使い方や言い方は変化します。一昔前のアニメ作品を見ていると、言葉に対してちょっとした違和感や懐かしさを感じることがあるかもしれません。
投稿者・Haruki Watanabeさんは、子どもと名作アニメを見ていて時代の変化を感じたそうで?
家で子どもとラピュタを観ているんですが、
「この石に不思議な力があるなんて、私ちっとも知らなかった。」
「あっ、待って。うんときつく結んじゃったの。」
こういう日本語が、今の子には古い言葉に聞こえるそうです。今は、全然知らなかった、とか、すごくきつく、と言うらしい。 ※2
わが子と自分の間に感じるジェネレーションギャップ。どの世代に生きていても、前後の時代と「まったく同じ」ということはありませんよね。そんな中でも過去の名作を見て「古臭い」とネガティブにとらえるのではなく、その時の風情を感じる感性を持てたらいいですよね。各時代の良いものを、その時代の名作として愛することができると視野が広がりそうです。
この投稿に「時代の流れですね」「口語体でも時代がでます」などのリプライが寄せられました。言葉はその時代を写す鏡になるようです。
子どもとの会話から時代を感じたエピソード。親世代と子世代、お互いの世代に関する話を楽しむ時間を持ってみるのもいいかもしれませんね。
Haruki Watanabe(@haruki_wtnb)さんのX
わが子にかけた温かい言葉
家を出た後に忘れ物に気づくとひやっとしますよね。子どものころ、家に取りに帰ったことがあるという方もいるでしょう。もし親として、忘れ物を取りに帰った我が子に何と声をかけますか?学校に遅れないように焦って送り出してしまうかもしれませんね。
パナ子さんの場合は、息を切らして焦っている顔のお子さんに「ある温かい言葉」をかけたそう。しかも、声をかけるだけではなく、あることもしたそうなのですが…。
8時過ぎにピンポーン。
えっ? こんなに朝早く誰!?
モニターに映る8才の姿。どうやら習字道具の忘れ物に気づいて学校から引き返してきたらしい。
家に上がると半泣きで息を切らしてる。「ヤバい」と思って焦ってる顔だ。
「大丈夫だよ!まだ全然間に合う。ちゃんと取りに帰って偉いやん」と↓ ※3
と言ったらわーんと泣き出した。
ギュッと抱きしめ麦茶を飲ませる。
気持ち落ち着かせるため特別にチョコを口に入れる。
「間に合うからね!気をつけていってらっしゃい!」
ふうと一息吐き、こくりと頷くと8才再び学校へ向かった。
だいぶんしっかりしてきたけど、まだまだ小さい愛しき子供。 ※4
母からの「大丈夫だよ!」の声掛け、ギュッと抱きしめられ特別にチョコをもらい最後の「気をつけていってらっしゃい」に励まされて再び学校へ向かえたのでしょうね。「しっかりしてきたけどまだまだ小さい愛しき子ども」と振り返るパナ子さんですが、きっとお子さんは大人になってもこの日を思い出すのではないでしょうか。もしかすると親になってパナ子さんと同じことをするのかもしれませんね。
この投稿には「忘れられない8歳の記憶」「その子も偉いけど、お母さんも偉い」といったコメントが寄せられていました。忘れ物をして不安になったと思いますが、それ以上にパナ子さんに受け止めてもらえて安心したのだと思います。
忘れ物を取りに帰った子どもを焦って送り出してしまいがちですが「温かい言葉をかける」「ギュッと抱きしめる」といった愛情を感じられる素晴らしい投稿でした。