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ハルミと息子のコウキは、小山さん親子と一緒にレンジャーショーを楽しみました。その後、小山さんが「近くに素敵なセレクトショップがあるので、立ち寄ってもいいかしら?」と声をかけてくれました。
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ハルミとコウキは、小山さん親子と一緒にレンジャーショーを観て楽しみました。ショーのあと、みんなでファストフード店に行き、お昼ご飯を食べました。
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小山さんはカジュアルな服装をしていますが、よく見るととても上質な素材の服を着ています。さらに、息子のミナトくんもブランドの子ども服を身につけているようです。
一方で、ハルミは自分だけブランド品を着て、息子のコウキにはいつも同じ服を着せて連れてきていたことを、少し恥ずかしく感じました。
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手放して気づいた本当に大切なもの
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この漫画の主人公・三重崎ハルミは、大手企業に勤めるエリートサラリーマンの夫と、元気な息子と暮らす専業主婦。三重崎一家は、静かで整った新興住宅街に、念願のマイホームを手に入れました。穏やかな日々が続くかと思いきや、たった数年で家を手放すことになるのです。
引っ越し先で出会ったママ友たちは、ハイブランドの服や持ち物に身を包み、気さくで親切な人ばかり。けれどハルミは、どこか居心地の悪さを感じ始めます。自分とは違う「豊かな暮らしぶり」に引け目を感じ、次第に劣等感を抱くようになっていったのです。
やがてハルミは、「負けたくない」という気持ちから、ブランド品のバッグや食器を次々と購入。ママ友より少し高い物を選ぶことで、安心感や優越感を得ていました。さらに、子どもの習い事や小学校受験までも、周囲の流れに合わせて見栄で決めてしまいます。気づけば、今月の支払いを翌月の給料でまかなうようになり、200万円あった貯金も30万円まで減ってしまっていました。
そんな折、夫の会社に残業規制がかかり、手取り収入がダウン。毎月の固定費がまかないきれず、ついにはマイホームを手放す決断を下すことになります。
お金の問題だけでなく、どこかで「自分を見失っていたこと」がいちばんの原因だったのかもしれません。他人と比べすぎず、自分たちのペースで暮らす大切さを思い出させてくれる作品です。
音坂ミミコ@音坂マンガ部屋(@otosakamimiko)さんのインスタグラム
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