Ⓒママリ
🔴【第1話から読む】妊活中「サプリ試さない?」親友の誘いにゾッ…「あの時と同じだ」過去の悪夢が蘇ったワケ
友人たちが出産祝いを持って自宅に遊びに来てくれたサチ。感謝する一方で、かつてマイに出産祝いを贈ったにもかかわらず、今回はマイから何もなかったことに寂しさを感じます。
かつて出産祝いをあげた友人は、お祝いにこない
友人たちが、出産祝いを持って遊びに来てくれました。赤ちゃんを抱きながら、みんなが温かい言葉をかけてくれる。その温かさが、私の心を深く満たしてくれました。
「サチ、本当におめでとう!頑張ったね!」
「赤ちゃん、可愛いね!すくすく育ってね」
みんなからの優しい言葉と、心を込めて選んでくれたであろうプレゼントに、私は心から感謝しました。ふと、頭をよぎったのは、マイのことでした。以前、マイが出産した時には、私は出産祝いを渡しました。でも、マイからは出産祝いはもちろん、出産を祝うような品も、一切ありませんでした。他の友人たちが温かいメッセージやプレゼントを贈ってくれる中で、マイからは何もない。その事実に、やはり寂しさを感じました。
友人たちも悩んでいた…学生時代の友からの「勧誘行為」
何気ない会話の中で、私は友人たちに、以前マイから勧誘を受けたことを切り出してみました。
「そういえば、みんなもマイに、前にそういう話されたことある?」
私がそう尋ねると、友人たちは顔を見合わせ、少し気まずそうに話し始めたんです。
「あ、実は私も、前にマイちゃんに誘われたことあるんだ…」
「私も!あのサプリメントのセミナーとか、そういうやつでしょ?」
「そうそう!なんかすごく熱心で、ちょっと引いちゃったんだよね」
驚きました。私だけじゃなかったんです。集まっていた友人たち、みんなが、私と同じようにマイから勧誘を受けていたことが判明しました。
「それで、なんかちょっと距離置いちゃったんだよね…」
「私も、それからあまり個人的には連絡取ってないなぁ」
聞けば、みんなマイとは疎遠になってしまったらしいんです。学生の頃から仲が良かった友人が、自分のビジネスのために、友人たちを「カモ」にしようとしていた。その事実を知った時、胸が締め付けられる思いがしました。
他人の弱みに付け込んだり、利用したりする人とは距離を置く
どんなに仲が良かった友達でも、友人を自分のビジネスのエサにしようとする人とは、やっぱり距離を置くべきだ。改めてそう思いました。私の心の中で、マイとの友情は、もう以前のようには戻らないと、静かに悟った瞬間でした。
愛しい娘を抱きながら、私は静かに心の中で決意しました。マイとの友情には終止符を打つ。もちろん、彼女に悪気がなかったのかもしれない。ただ、自分のビジネスに夢中になりすぎて、周りが見えなくなっていたのかもしれません。でも、不妊治療というデリケートな時期に、私の弱みに付け込むような勧誘をしてきたこと、そして出産祝いもなかったという事実が、私にとって、あまりにも重すぎたんです。
これからの私の人生には、この小さな娘との新しい生活が待っています。夫と2人で力を合わせ、たくさんの愛情を注いで、この子を育てていきたい。そして、娘が成長した時、誰かの弱みに付け込んだり、利用したりするような人間にはなってほしくない、と強く思いました。
マイとの友情は、私にとって大きな経験でした。人を信じることの難しさ、そして、本当に大切にすべき人間関係とは何かを、痛いほど教えてくれました。
あとがき:たとえ大切な友達でも「あれ?」と感じたら距離を取る
この物語は、不妊治療という個人的な困難と、友人関係におけるマルチ商法という現実的な問題が交錯する中で、主人公サチさんの心がどのように変化していくかを描きました。友情とビジネスの境界線、そしてデリケートな状況下での人間関係の難しさは、多くの読者が共感するテーマではないでしょうか。
※このお話はママリに寄せられた体験談をもとに、個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています。また、制作にあたってAIを活用しています。










