Ⓒママリ/画像の生成にAIを使用しています
🔴【第1話から読む】夫からまさかの「毎週金曜外食してきていい?」発言…夫婦喧嘩が暴いた“裏切り”のサイン
夫の車で見つけたコンドーム…。不倫への確信を深める妻・リコは困惑していました。
問い詰める?見て見ぬふり?悩みすぎて壊れそうな毎日
夫の車で見つけた避妊具のパッケージは、私の心を深く深く沈ませました。頭の中では、タクミが知らない女性とホテルに入っていく光景が、何度も何度も浮かんできます。想像するだけで、吐き気がして、涙が止まりませんでした。
まさか車内のコンドームが見つかったとは思わないタクミは以前と変わらず、私にも子どもたちにも優しく接していました。休日は家族サービスを欠かさないし、夫婦生活も変わらず週に2〜3回。これで不倫さえしていなければ、本当に理想の夫なのですが…。
「どうして」「私のどこがダメだったの?」そんな思いを抱えながら、私は彼を問い詰めるか、見て見ぬふりを続けるか考えていました。証拠を集めたら、もう後戻りはできません。子どもたちがいるのに、タクミが家を出て行ってしまったらどうすればいいのか。不安と恐怖が、私をがんじがらめにしました。
夜な夜な、子どもたちが寝静まった後もイヤな想像が止まらず、また、パートの休憩中にもふと涙がこぼれそうになります。必死に作る笑顔の裏には常に、この不倫疑惑のモヤモヤがまとわりついていました。
「見て見ぬふりをするのが平和だ」と思う瞬間もありました。でも、このままでは、タクミの優しさに触れるたび、彼への不信感が募っていくばかりです。毎週金曜日の外食も、決していい気分では送り出せないでしょう。このままでは、いつか本当に壊れてしまうのは明らかです。でも、どうすればいいのか、答えが見つからずに、毎日を過ごしていました。
信頼しているママ友に夫を「一番ズルい奴」と言われて
不安に押しつぶされそうなある日、頭に浮かんだのは、ママ友・マリの顔でした。マリは、1人で2児を育てているシングルマザーです。彼女なら、もしかしたら、私のこの状況を理解してくれるかもしれません。
意を決して、マリに連絡を取り、子どもたちが幼稚園に行っている間に、近所のカフェで会うことにしました。
「…それで、夫の車からこんなものが見つかって…」
私は、震える声で、これまでの経緯を全てマリに打ち明けました。タクミの不可解な発言、車の備品、そして何より、彼が家庭では良い夫であること。マリは、私の話を真剣に、そして黙って聞いてくれました。全て話し終えると、彼女は私の手をそっと握り、まっすぐな目で私を見つめました。
「リコ、辛かったね。よく私に話してくれたね」
その言葉だけで、私は胸がいっぱいになりました。
「でもね、リコ。ほんとに不倫してるかどうか、はっきりさせるためにも、証拠集めは必要だよ」
マリの言葉に、私の心臓がドクンと鳴りました。
「人の旦那さんに悪いけど、不倫しながらいい夫を装ってるって、一番ズルい奴だよ。そんな状態で毎日一緒に過ごす方が、もっとつらくなると思う」
マリの言葉は、私の心を射抜きました。そう、このままモヤモヤを抱えて生きる方が、よっぽどつらい。証拠を集めて現実を見るのはつらいけれど、本当に不倫をしているなら、夫に私を苦しめた事実を知ってもらいたい。マリの言葉に背中を押され、私は、証拠を集めることを決意しました。怖くないと言ったら嘘になるけれど、このまま私が壊れてしまうより、夫の真実を暴きたいと思ったのです。
🔴【続きを読む】恐怖の尾行開始!夫が毎週金曜に通う場所へ…探偵からの“ラブホチェックイン報告”に震えが止まらない|金曜日に裏切る夫
あとがき:ママ友の言葉で、不倫を暴く一歩を踏み出した
不倫の疑念に苦しむ主人公が、シングルマザーの友人マリの言葉に背中を押され、ついに証拠集めを決意するクライマックスです。「不倫しながらいい夫を装うのは一番ズルい」というマリの言葉は、主人公の心を強く動かします。探偵を雇い、決定的な証拠を手にするまでの緊迫感、そして証拠写真に写る愛人の姿への怒りや虚しさなど、複雑な感情が入り混じるドラマティックな展開が見どころです。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










