Ⓒママリ／画像の生成にAIを使用しています
🔴【第1話から読む】夫からまさかの「毎週金曜外食してきていい？」発言…夫婦喧嘩が暴いた“裏切り”のサイン
証拠集めを決意したリコは、夫のスマホのロックに阻まれながらも、毎週金曜日の外食という手がかりを頼りに夫を追いつめることにしました。
夫の不倫を暴くヒントは「金曜夜の外食」だけ
証拠集めを決意した私。まず考えたのは、タクミのスマホをチェックすることでした。しかし、タクミのスマホは頑丈なロックがかかっていて、指紋認証も顔認証も、もちろんパスワードも、私には全く分かりませんでした。やはり手がかりは、彼が毎週金曜日に「外食」と称して家を空けている行動です。
私は、ネットで探偵事務所を探し始めました。探偵なんて、まるでドラマや映画の世界のことだと思っていましたが、今の私には、もうそれしか真実を突き止める方法がありません。何社かウェブサイトを比較検討し、口コミや実績から信頼できそうなA探偵事務所に連絡を取ることにしました。
勇気を出して事務所を訪れ中に通されると、応接室には、いかにもプロといった雰囲気の年配の男性が座っていました。私は、探偵さんにこれまでの経緯を全て話しました。タクミの不可解な発言、車の掃除で見つけたあの避妊具のこと、そして普段の夫と行動のギャップ…。話しながらも、情けない自分を見られているようで、恥ずかしさと悔しさで、声が震え、涙がこぼれそうになりました。
「奥様のお気持ち、お察しいたします。ご主人の行動は、非常に疑わしいと言わざるを得ませんね。このようなケースは決して珍しくありません」
探偵さんの言葉に、やはりそうなのか、と胸が締め付けられました。
「ご意向に沿い、慎重かつ確実に証拠を押さえます。ご主人の行動パターンから、毎週金曜日の尾行を重点的に行いましょう」
そう言って、具体的な調査方法や費用について、詳細に説明してくれました。費用はパート勤めの私にとって安くはありませんでしたが、この終わりの見えないモヤモヤから解放されるためなら、もう惜しいとは思えませんでした。私は、藁にもすがる思いで依頼書にサインしました。
🔴【続きを読む】完璧な夫の「ストレスが理由」に呆れ…目の前で離婚届を書いたら、夫が豹変！？｜金曜日に裏切る夫
運命の夜、探偵からの報告でこみ上げた悔しさ・虚しさ
数日後、運命の金曜日の夜がやってきました。朝はタクミが「今日は帰りに外食する」と言って家を出ていくのを見送りました。
彼の勤務時間が終わる時間帯になると、平静を装いつつも心臓はバクバク音を立てていました。探偵がタクミを尾行していると思うと、足元がふわふわするような、生きた心地がしないような感覚です。なんとか子どもたちの夜のお世話を終えて寝かしつけると、私はリビングでじっとスマホを握りしめて待ちました。
深夜、スマホが震えました。メッセージの差出人は、探偵事務所。手に汗を握りながら、震える指でメッセージを見ます。
「A探偵事務所の〇〇です。先ほど、対象者様と女性がラブホテルに入るところを確認いたしました。写真も複数枚、押さえております」
その報告を受けた時、私の頭は真っ白になり、全身が激しく震え始めました。やはり、不倫だったんだ。耳元で、マリの「一番ズルいやつ」という言葉がこだまします。これでタクミは言い逃れできません。私は、タクミと話す覚悟を決めました。
メッセージに続いて探偵から送られてきた写真を確認すると、女性はスタイル抜群、若くて美人でした。怒りよりも、悔しさと、そして何よりも虚しさが込み上げます。どうしてこんなことを…。私の心は、深く深く傷つきました。
🔴【続きを読む】完璧な夫の「ストレスが理由」に呆れ…目の前で離婚届を書いたら、夫が豹変！？｜金曜日に裏切る夫
あとがき：夫の不貞、自ら証拠を集める妻に大きなショック
この話では、主人公リコが証拠集めを決意し、探偵を雇う緊迫した状況が描かれています。夫のスマホのロックという障害に直面しつつも、毎週金曜日の外食という手がかりを頼りに尾行を依頼。そして、探偵からの「確実な証拠を押さえました」という決定的な報告が、読者に大きな衝撃を与えます。証拠写真に写る愛人の姿への複雑な感情も、見どころです。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
