©hananiarasino99
靴屋で店員に怒鳴ってしまい娘を怯えさせてしまってから、娘は当時のことについて一切触れません。気持ちが晴れないまま過ごしていると、娘が一冊の絵本を持ってきました。絵本のタイトルは「さびしがりやのモンスター」。大きな声でみんなを怖がらせるモンスターが登場する物語でした。
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靴屋での一件を思い出すたびに胸が痛みますが、発表会を間近に控えている娘を不安にさせまいと、いつもどおりに振る舞います。
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娘は靴屋での出来事について、何も触れてきませんでした。それでも母の頭のなかはあの日のことでいっぱいで、仕事も家事も思うようにこなせません。
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気持ちが沈んで何も手につかない、そんな自分が情けないと負のスパイラルへ陥ってしまいます。そこへ、娘が返却期限の迫った絵本を持ってきました。
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うれしそうに、一緒に絵本を広げる母娘。絵本のタイトルは「さびしがりやのモンスター」です。
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森のモンスターは、動物たちに「うまいものを持ってこい」と、大きな声で言います。これでは動物たちは、こわがってしまうのではないでしょうか。
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誰もが「モンスター」になり得る時代に
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「カスタマーハラスメント」という言葉が浸透した現代では、激昂する客は単なる「悪者」と映りがちです。しかし、その怒りの裏側には、切実な「心の余裕のなさ」が隠れていることもあります。
本作に登場する母親も、最初から攻撃的だったわけではありません。苦しい家計の中から娘のためにと奮発した靴がすぐに壊れてしまい、その焦りと不安の最中、店員の心ない対応が引き金となり、彼女を「モンスター」へと変貌させてしまったのです。
一方の店員もまた、日々の理不尽な客対応で心をすり減らし、無意識に威圧的な「モンスター」として振る舞っていました。感情的に怒りをぶつけることは、周囲に悪影響を及ぼす避けたい行為です。しかし人間である以上、追い詰められた時に感情を完璧にコントロールすることは難しいことです。
だからこそ重要なのは、相手を単なる「モンスター」と断じるのではなく「なぜこの人はここまで言うのだろう」とその背景に思いを馳せる姿勢です。人は誰でも、状況次第でモンスターになってしまう可能性を秘めています。互いの立場や事情を想像し、尊重し合う対話こそが、悲しい連鎖を止める唯一の鍵となることを教えてくれる作品です。
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