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いよいよ卒業証書授与のときです。校長先生から「頑張りましたね」と言われたアゲちゃんさんは、涙が出そうになるのをこらえて、笑顔で「はい」と答えました。
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卒業証書授与が始まりました。名前を呼ばれたアゲちゃんさんは、校長先生が待つ壇上へと向かいます。
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アゲちゃんさんにとって校長先生は、顔を見たら安心する、話をすると元気が出てくる、かけがえのない存在でした。そんな校長先生から「頑張りましたね」と言われたアゲちゃんさんは、涙をこらえて「はい」と返事をします。
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教室でも家庭でもない「第三の居場所」
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もしもわが子が不登校やいじめに直面したら、親としては「学校に行かせるべきか、休ませるべきか」という二択に追い詰められ、焦りを感じてしまうのではないでしょうか。しかし、不登校の子どもに寄り添う形は、決してその二つだけではありません。
小学生時代にいじめにあい、教室に入ることができなくなっていた漫画の著者・アゲちゃんさんに提案されたのは「校長室登校」でした。すてきな校長先生との交流を経て元気を取り戻したアゲちゃんさんは、やがて教室に戻り、無事に小学校を卒業することができました。
作品に登場する校長先生の印象的な言葉「心の風船」。一度傷ついた心は、無理に膨らませようとしてもすぐには元に戻りません。大切なのは、学校という場所への復帰を急ぐことではなく、まずはその子が安心して呼吸できる「第三の居場所」を見つけてあげることです。
もちろん、全ての学校が校長室登校に対応できるわけではありませんが、保健室や市町村の教育支援センター、フリースクールなど、選択肢は多岐にわたります。不登校の解決策は「行く・行かない」の二つだけではないこと、学校に行けないときにも味方は必ずいることを教えてくれる作品です。
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