外出時の授乳やオムツ替え、あなたはどうしていますか?
外出する時、「あそこのデパートには授乳スペースがある」「あっちのショッピングモールはオムツ替えスペースが清潔」と、授乳室の有無やオムツ替えが便利な所を優先して行き先を決めていたりしませんか?
出産前までは気軽に行く事が出来ていたおしゃれなカフェは、授乳できるような環境ではなく、おむつ替えスペースなんてもちろんない。と、足が遠ざかりがちですよね。そんな悩みを持ったママの出来事をご紹介します。
「授乳室やオムツ替え台があると安心してお出掛けできる!」
同感です!もっといろんな場所に授乳室やオムツ替えが出来るスペースがあれば、赤ちゃんとのおでかけも幅が広がり、もっと楽しめるのにと思いますよね。
行くところが制限されているのって、切ないですよね・・・。
「オムツ替え台はそこそこあるけど、授乳室ってなかなかない」
そうなんですよね。特に授乳室ってなかなかないんです。
公共の場で授乳するのは気が引けるし、隠すための授乳ケープを使えばいいのだけれど、周りの人からどう思われるのかも心配になる・・・そんなママも多いのでは?
シンガポールのとあるカフェでの出来事
そんな中、授乳するママが思わず涙する出来事が起きました。それは、シンガポールのとあるカフェで、何気なく授乳をしたことがきっかけでした。
シンガポールの国立美術館「National Museum of Singapore」 へおでかけ
画像:ameblo.jp
シンガポールの国立美術館、
National Museum of Singapore
へ行ってきました。 出典: ameblo.jp
子供と美術館に行けるという環境自体がもう羨ましいですよね!
日本では、静かにしていないといけない、とか、触ってはいけない、など、あたりまえですが、制約がたくさんありますもんね。美術館でイベントを開催されている事が素晴らしいですね。
National Museumにあるカフェ「 Food For Thought」にて事件が起きた
画像:ameblo.jp
そんなNational Museumにある
カフェ、
Food For Thought
にて事件は起きました。
泣きました、私。 出典: ameblo.jp
ここで事件が起きます。子供といると毎日事件だらけですよね。
「○○が出来るようになった!」「子供がいたずらをして、こぼれたスープがソファに!」などなど・・・。良いことも悪いことも起きますよね。
泣くほどの事件とは一体どんな大事件が起きたのでしょうか!?
写真を撮ったり、 授乳したりして、そろそろ行こう!でも夫はお会計から戻ってこない
画像:ameblo.jp
ダーリンがお会計をしてくれる
というので、
私は娘と先にお店を出て、
すぐ近くのホールで
娘を歩かせたりして遊んでいました。
けれど待てどくらせど
夫が戻ってこない。
出典: ameblo.jp
お会計に行ったきり、なかなか戻って来ない夫。
夫はどこに行ってしまったのでしょう。大事件とは夫と何か関係あるのでしょうか…?だんだん心配になってきますよね。
「お会計いくらだったと思う?」「ここで授乳した?」と聞いてくる夫
画像:ameblo.jp
Did you breastfeed her here?
ここで授乳した?
って突然聞いてきたので
ええ、しましたとも、
あなた隣に座ってたじゃないの。
と、(  ̄っ ̄)こんな顔しながら
答えたら、
Look at this!!
Yours was FREE!!
コレ見て!
君の分タダになったんだよ!
と言いながらこんなカードを
私に渡してきました。
They thank all mothers who
breastfeed here, it is Breastfeed month!
授乳したママに感謝して無料なんだって!
今月は授乳月間らしいよ。 出典: ameblo.jp
戻ってきた夫の発言に驚きです。授乳をしたら無料になるなんて、初めて聞きました。
授乳月間なんて言葉、日本では聞いたことがありませんよね。日本で授乳をする時は、ケープで覆い「ここで授乳してもいいかな」などをはじめ、いろんな事を考えてしまいます。
授乳をしたママの代金が無料になるという、お店側がウエルカムの状態でいてくれるというだけでママは安心して授乳が出来ますよね。
「母乳週間のプロモーション」だった
画像:ameblo.jp
私はいつもどおり
授乳ケープを使いながらほんの数分間娘に
おっぱいをあげただけなのですが
まさか店員さんがそれに気づいていたとは。
ほんとびっくり。 出典: ameblo.jp
こちらで紹介されている「母乳週間のプロモーション」は昨年のもので、こちらのお店では、授乳をしたママの分が無料になるという応援をしていたようです。
この母乳週間のキャンペーンは、他の外国でも行われているようです。でも、ただキャンペーンを行うだけでなく、それを実行しようという意思が店員さんたちにあり、それに基づいて店員さんたちが気付く事も素晴らしいことだと思います。
いつも「与え」てくれてありがとう。 今だけは「与えられる」ことを 楽しんで
画像:ameblo.jp
素敵なママへ!
あなたのお腹にその小さな命が
宿ったその瞬間から
あなたが「与える」ということに
勤しむようになったって知っているよ。
それはささいなことかもしれない。
コーヒーを飲む量を控えたり
お刺身を食べるのを止めたり。
もしかしたら夢や希望を
しばしの間諦めた人も
いるんじゃないかな。
自分の身体全部を
この新しい変化に捧げ、
気持ちさえも新たな心配事に押し倒され
心もさまざまな痛みに耐えてきた。
誰にも邪魔されず眠ることや
自由に過ごす週末さえ
叶わなくなったよね。
犠牲と責任、そして
新たに芽生えた愛の世界へ
踏み出したあなた。
母であることは
大変なのに、人知れず、
けれどとても神聖なもの。
母であることを選んだあなたを
私たちは誇りに思います。
いつも「与え」てくれてありがとう。
今だけは「与えられる」ことを
楽しんでいただければ。
これは私たちからの
ほんの小さなプレゼントです。
愛をこめて
Food for Thought 出典: ameblo.jp
このメッセージを読んだママは様々な感情がこみ上げてきて涙を流したそうです。
あなたはどう感じましたか?
今まで、当たり前と思って行っていた「授乳」。それを全く知らない第三者の人からこんなにも温かい感謝状を頂けるなんて思ってもみませんよね。
「与えられる」ことはとても素晴らしいことなんです。是非、楽しんでいきたいですね。
第三者に授乳を労ってもらう事は、ママの活力につながる
断乳から数ヶ月経ちましたが、授乳中はいろいろと大変でした。まず、場所がない。授乳をするスペースがないので、お出かけできる場所は、友人宅かショッピングモールに限られていたような…。
おしゃれなカフェに行きたいけれど、授乳ケープで覆われる我が子が暑そうで、かわいそうに思ってしまった事もあります。
この出来事は、そんなママの悩みとは全く違い「授乳を労う」という、ママには驚きのサービスでした。
赤ちゃんからはもちろん「ありがとう」を言われない日々。ママとしては赤ちゃんから「ありがとう」と言われたい訳ではなく、無事に育ってくれていればそれでいいという思いがしっかりとあります。
パパから「ありがとう」と言われたらそりゃ嬉しい。けれど、なかなか言われませんよね。
そんな中で過ごすママにとって、第三者からの「授乳を労う」事をされるのは、本当に嬉しいことだと思います。私の授乳期間にはなかった出来事です。
こんな出来事が起これば、「大変だけど、頑張ろう!」と母性がまた力強くなり、ママの活力になりますよね。そしてそれが赤ちゃんにとっても「ママが元気だから嬉しい」と思ってくれることにつながると思うのです。
日本での今後の「授乳環境の変化」に期待して・・・
授乳中のママ、本当にお疲れ様です。授乳の合間に読んでくださっている方もいるのではないでしょうか。海外で、こんなに心温まる授乳環境があるのだから、日本でもこんな素敵な出来事が起こってほしいですよね。
人の目や環境的に難しい・・・。でも、きっと日本だって出来るはずです!授乳を労ってもらえれば、ママの活力になるという事を多くの方に知ってもらえたらうれしいですね。
最後に、授乳中のママたち、いつも「与えて」くれてありがとう。
※記事内の写真・動画はすべて掲載許可を得ております。