私立幼稚園保育料等補助金（就園奨励費補助金）とは
川崎市では私立幼稚園に通わせている保護者の経済的負担を少なくするために、国からの補助を受けて入園・保育料の助成を行っています。
補助を受けられる対象者は？
川崎市在住で3～5歳児を私立幼稚園に通園させている保護者が対象となります。
ここでは参考までに、平成27年度の場合の対象者の誕生日を記載します。4月2日から始まり、翌年4月1日までの間で年齢をカウントするところがポイントですね。
- 3歳児 平成22年4月2日～平成23年4月1日
- 4歳児 平成21年4月2日～平成22年4月1日
- 5歳児 平成20年4月2日～平成21年4月1日
平成27年4月1日以降に満3歳に達した幼児は、週に5日程度通わせている正規の幼稚園教育を受けている場合なら、満3歳から補助対象になるそうです。
対象外となる場合
上記の月例を超えている場合でも、「子ども・子育て支援新制度」に移行した私立幼稚園に通園させている保護者は、この補助金の対象外になります。
補助金の申込み方法は？
補助金を申し込むには、区役所ではなく、幼稚園を通して申請するようにしてください。
申し込み開始時期について
年度始めから通園している場合は、毎年6月中旬から申請書が配布され受付がスタートします。
年度の途中で入園したという人や、年度の途中で川崎市に転入したという人は、同年度の12月中旬頃に第2回目の申請が、2月中旬頃に3回目の申請がやってきます。当てはまる方は、該当の時期に追加申し込みを行ってください。
申請の注意事項
該当の時期に申請書を記入したら、幼稚園が指定する日までに提出するようにしてください。もし、該当の時期に申請書の配布が行われていない場合は、幼稚園に確認するか、区役所の担当課へ電話問い合わせするようにしましょう。
交付方法、交付時期はどうなっているの？
気になるのが、補助金の交付方法やその時期ですよね。いつどんなときに交付されるのか、知っておきましょう。
交付方法は？
補助金は、申込みをした幼稚園を通して、年額を一括で交付するということになっています。事前に交付のお知らせがあるわけではなく、補助金の交付を持って、交付決定を知らされます。
受け渡し方法は園によって違う
補助金の交付方法は、園によって違いますので注意してください。知りたい場合は、直接園の担当者に聞くようにしましょう。
交付時期の目安
交付時期は、以下を目安にすると良いでしょう。
- 平成27年6月中旬～下旬頃に申込みの場合、平成27年11月中旬頃交付
- 平成27年12月以降に申込みの場合、平成28年3月以降交付
家計にも関わる交付金です。以上の目安をしっかりと把握しておきましょう。
補助金の金額はどれくらい？
気になる補助額ですが、その年度の市民税によって決定しますので、各家庭で補助金額が異なります。また、園児以外の兄弟がいる場合には、その人数や年齢によって金額が変動しますので、確認が必要になります。
ここでは、実際に例を出して、補助金額を算出してみます。参考程度に捉えてみてください。
交付例☆ 市民税所得割額 77,101円〜211,200円以下の世帯
ここでは、市民税所得割額が77,101円〜211,200円以下の世帯を例に、交付額の違いを見ていきましょう。
就園の園児が１人の場合
- 小学校1～3年の兄姉がいない場合：66,700円
- 小学校1～3年の兄姉が1人いる場合：185,000円
- 小学校1～3年の兄姉が2人以上いる場合：308,000円
上記の通り、小学校低学年の兄姉がいる場合は、交付額が増えていきます。また、就園の児童の人数が増えることでも、交付額は増加します。なお、交付金額の上限は308,000円が最高額です。
市民税所得割額が211,200円超の収入の多い世帯でも、最低で48,000円の交付金を受け取ることができますので、一度申請を検討してみてはいかがでしょうか。
細かい補助額の一覧は、以下のサイトを参照ください。
世帯の所得状況により判断
世帯の所得状況とは、園児の親などの、扶養義務者の所得を合算して判定していきます。住宅借入金等特別税額控除を受けている場合は、控除額前の額で判定されます。
兄姉の通園、通学先が交付に影響も
兄姉が認可保育所、認可こども園、特別支援学校幼稚部、情緒障害児短期治療施設通所部に入所している場合、また、自動発達支援・医療型自動発達支援、特例保育・家庭的保育事業等を常に利用している場合は、その兄姉を幼稚園児と見なして、2人目以降の交付額を受けることができます。
幼稚園に申請することを忘れずに
小さな子供がいると何かと区役所に足を運ぶ機会が多くなります。しかし、私立幼稚園保育料等補助金は幼稚園を通しての申請になります。また、転出や転入の場合も幼稚園への申し出が必要になりますので、必ず幼稚園に一度相談することが必要です。
申請のタイミングは決まっていますので、申請を考えている場合には、事前に幼稚園にその時期や方法について、聞いておくとスムーズでしょう。
