幼児期からプログラミングを学ぶメリット
「まだプログラミングは早すぎる…?」と感じるパパママもいらっしゃるかもしれませんが、幼児期からプログラミングを学ぶことには次のようにたくさんのメリットがあります。
- 客観的な視点を持てるようになる
- 回りの人と認め合うための基礎を育める
- 問題解決能力が高まる
- 論理的に考えられるようになる
- 自己肯定感を高めやすくなる
- 創造力を高めるサポートをしてくれる
- 将来の職業選択肢が増える
- 工夫を凝らして遊べるので楽しい
幼児期の子どもはさまざまなことを学び吸収しますが、プログラミング学習によって得られるとされる能力は多岐にわたります。先ほどご紹介した客観的視点や問題解決能力、論理的思考、自己肯定感など…。
さらに、日本ではICT人材が足りていないので、プログラミングを習得することで将来の職業選択肢が増えるというメリットも。自分で考え、工夫することが求められるのがプログラミングですから、遊びとしても楽しく取り組んでくれるはずですよ。
- 日本科学教育学会第43回年会論文集(2019)「幼児の主体的なプログラミング活動がもたらす遊びの融合をめざして」(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssep/43/0/43_582/_pdf,2021年3月22日最終閲覧)
- 大学美術教育学会「美術教育学研究」第50号(2018)「幼稚園における造形活動を軸にしたプログラミング思考育成の可能性についての一考察」(https://www.jstage.jst.go.jp/article/uaesj/50/1/50_281/_pdf,2021年3月22日最終閲覧)
- 総務省「子供向けプログラミング教育の現状に関する調査研究の請負成果報告書」(https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/linkdata/r02_06_houkoku.pdf,2021年3月22日最終閲覧)
幼児向けプログラミング教材を選ぶポイント
幼児期にプログラミング学習をさせてあげたいと考えたときに、重要なポイントとなるのが適切な教材を選ぶことです。教材選びで最も大切にしたいことは、子どもが楽しく、遊びの中で学べること。
子どもは自分が興味を持ったことには目を輝かせ夢中になりますよね。子どもが興味を持てるよう遊び感覚で学べる教材を選べば、自ら進んで勉強してくれるはずですよ。
幼児におすすめのプログラミング教材をチェック
それでは、幼児期の子どもにおすすめのプログラミング教材を厳選してご紹介していきます。プログラミングアプリ、プログラミング本、プログラミングのドリルなど…幼児が自宅で楽しく勉強できる教材を見ていきましょう。
【プログラミングおもちゃ】キュベット
PR
幼児期のプログラミング学習で大人気のキュベット。3~6歳向けの木製ロボットで、ボードに16個のブロックをはめ込んで指示を出すことでロボットを遠隔操作できるという仕組みです。
ボードにはめ込むブロックがプログラムとなるので、難しいプログラミングの知識は必要ありません。「かわいい木製ロボットを動かす」という遊びの中で、自然とプログラミング的志向が養われていくはずですよ。
【プログラミングアプリ】Viscuit(ビスケット)
Viscuit(ビスケット)は、子どもが自分で描いた絵を動かせる幼児向けプログラミングアプリ。
メガネの形をしたオブジェクトの中に描いた絵をドラッグすると、左のレンズにセットした絵が、右のレンズにセットした絵へと移動します。たとえば、左レンズの真ん中に、右レンズの右端に絵をセットすると、絵が真ん中から右に移動する…という動きをするのです。
子どもにとっては「自分の絵が動く」というだけで楽しいでしょうし、「自分でオブジェクトを動かす」というプログラミングの基礎的感覚を身につけられますよ。
【対応OS】
・iPhone:iOS 8.0以降
・Android:4.0 以上
【プログラミング本】ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング
PR
「ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング」は、書名のとおり、初めて勉強する幼児でも簡単にプログラミング思考を学べる絵本です。
絵本の作者はプログラマー。世界20か国で大人気だというこの絵本は、主人公のルビィが冒険に出かける…というストーリーで、一見プログラミングの要素が全くないように思えます。
しかし、ルビィが冒険のためにする行動はプログラミングのために必要なことばかり。幼児期の子どもは絵本の中でさまざまなことを学びますから、絵本の中でプログラミング思考を学べればきっと小学校入学後にその知恵が役立つようになりますね。
【プログラミング本】5才からはじめる すくすくプログラミング
PR
プログラミング本とアプリを併用しながら、ゲーム感覚プログラミングが学べる幼児向けの本です。対象年齢は5~7歳向けと小学校1年生までが対象ですが、ひらがなが読めれば子ども1人でも楽しく勉強を進められます。
内容はビジュアルプログラミング言語である「Scratch」が学べるという本格派。タブレットで専用アプリである「Scratch Jr」を起動させたら、タップしていくだけでプログラミングを覚えることができます。
子どもはアプリゲームが好きな子が多いですよね。アプリゲームが好きな幼児であれば、夢中になってプログラミングの勉強をしてくれるのではないでしょうか。
【プログラミングドリル】論理的思考力を育てるプログラミングれんしゅうちょう
PR
プログラミングに必須とされる論理的思考を育むためのドリルです。「幼児期でもプログラミングをドリルで勉強させたい」と思われているなら、このドリルを使って本格的に勉強させてあげましょう。
内容はカラフルなイラストを使った問題や論理的思考を使う迷路パズルがメインなので、小さな子どもでも楽しく取り組めます。学研から出版されているので、学習内容にも信頼をおけるはずです。
【プログラミング通信講座】スマイルゼミ 1ねんせい準備講座
スマイルゼミの「1ねんせい準備講座」は、10の分野を学べる総合的な小学校入学準備用通信講座ですが、その中にプログラミングが学べる内容も含まれています。
小学校入学前の幼児期に、プログラミングも含めていろんな勉強の予習をさせたいなら、通信講座を使ってしっかりと幅広い分野を学ばせてあげるのも良いでしょう。プログラミングと同時に、ひらがなや時計の読み方、英語も勉強できるのがメリットですね。
プログラミングを学ばせる際のポイント
幼児にプログラミングを勉強させるときのポイントは、子どもに普段からパソコンやタブレットに触れさせてあげることと、親子で楽しく学ぶことです。
新しい科目である「プログラミング」の勉強に対して、どういう風に接していけばよいかわからないパパママも多いでしょうが、科目として勉強した経験がない方ほど、子どもと同じ目線で勉強できるはず。
プログラミング本やプログラミングのドリルを使って一緒に勉強をすれば、パパママと一緒で幼児は楽しく、パパママにとっても勉強になります。子どもには危険がない範囲でパソコンやタブレットに親しませてあげ、一緒にプログラミングへの理解を深めていくことがポイントです。
【みんなの声】プログラミングの習い事をどう考えている?
幼児向けプログラミング教室や通信講座など、プログラミングの習い事も一般化してきている昨今。「自宅で勉強するより習わせたほうが良いのかな?」と考える方もいらっしゃるかと思います。
他のパパママはプログラミングの習い事について、どう考えているのでしょうか?
でも悩みますね、、
料金が許容範囲内の教室があれば行かせてあげたいですが、
無ければ子供向けの面白そうなプログラミングの本を買ってそれを見ながら教える感じですかねぇ。
プログラミングのプロであるパパママも、幼児向けプログラミング教室にはあまり積極的ではないようです。幼児期の習い事は「勉強」ではなく「興味のあること」をさせてあげたいという方が大多数という結果になりました。
「プログラミングを勉強したい」と幼児本人がやる気を出しているなら通わせるとメキメキと能力を伸ばす可能性もあるでしょうが、パパママの希望でプログラミング教室に通わせるのはやめておいたほうが良いと思います。子ども本人にとって関心のある分野を学ばせてあげましょう。
幼児期のプログラミング学習は自宅で楽しく!
幼児期の学習はプログラミング教室などに通わせるよりも、自宅で楽しく、遊びの中で学べる方法がおすすめです。
ご紹介したプログラミングアプリやプログラミング本、ドリル、キュベットなどを使って、楽しく遊びの中でプログラミングを学ばせてあげましょう。楽しく勉強できれば、きっと子どもはプログラミング思考をメキメキと上達させてくれるはずですよ。