「おかいつ」だいすけお兄さん卒業へ!歴代最長9年で
2月17日、NHKは会見を開き、11代目うたのお兄さんとして活躍してきた横山だいすけさんが、3月末をもって番組を卒業することを発表しました。
2008年にうたのお兄さんに就任して以来、約9年間うたのお兄さんを務め、期間は歴代のお兄さんとして最長でした。
横山だいすけさんとは?
横山だいすけさんは、Eテレ「おかあさんといっしょ」で活躍する11代目うたのお兄さん。千葉県出身で、小学校3年生から合唱を始めました。国立音楽大学音楽学部声楽学科を2006年に卒業するまでずっと合唱を続け、劇団四季に入団。人気作「ライオンキング」などに出演していました。
2008年4月に三谷たくみさんとともに「おかあさんといっしょ」のうたのお兄さんに就任。以降約9年間、うたのお兄さんとして番組に出演してきました。
番組では歌以外にもユーモアたっぷりの「かぞえてんぐ」、個性的な衣装でのミュージックビデオなど、子供だけではなくママたちも楽しませてくれる存在でしたね。
歌のお兄さんは高校時代からの「夢」
小さいころから合唱を学んでいただいすけお兄さん。歌のお兄さんを志したのは高校時代でした。
高校の資料室で見た「音楽が子どもの成長に深く関わる」という文献を見て"一人でも多くの子どもが歌を好きになってほしい"と感じただいすけお兄さん。「子どものために歌う仕事」という理想に重なったのは、教育テレビで活躍する歌のお兄さんだったのです。
大学では声楽を学び、卒業後は劇団四季でダンスを学びました。劇団四季に入団した理由は、当時の現役歌のお兄さんが劇団四季の出身だと知ったからなのだそう。そしてNHKでのオーディションを経て念願の歌のお兄さんに就任したのです。まさに夢を実現したのですね。
子供たちに伝えたい、だいすけお兄さんの想い
だいすけお兄さんは「夢の実現」についてこんな風に語っています。
好きなことや、なりたいものが見つかったら、躊躇せずに突き詰めていってほしいと思います。何もはじめないまま“どうせ無理”と諦めてしまうことほどもったいないことはありません。あとは、何を実現したいのかを公言することも力になると思います。僕は高校時代に“うたのお兄さん”を目指すと決めてから、ずっとそのことを言葉にし続けてきました。人生の重要な節目で、いつも誰かが導いてくれたのは、仲間や先生、家族をはじめとした周りの人が僕の夢を知り応援してくれたからこそだと思っています 出典: www.kunitachi.ac.jp
だいすけお兄さんが追い続けた夢。そのおかげで今育児をしている私たちママは、毎日おかあさんといっしょの放送を楽しんでいます。本当になりたかった仕事をしているだいすけお兄さんは毎日キラキラと輝いていますよね。
だからこそ「卒業」という決断もご本人にとってとても大きなものだったのではないでしょうか。とても寂しいですが、きっとたくさん考えての結論なのでしょうね。
- 国立音楽大学「横山だいすけ (11代目うたのお兄さん)」国立音楽大学(http://www.kunitachi.ac.jp/introduction/kunion_cafe/interview/50on/ya/yokoyamadaisuke.html)
だいすけお兄さんのここが好きでした
ママリQで見つけた「だいすけお兄さんの好きなところ」をご紹介します。
「なんだっけ?」の変顔が好き!
おかあさんといっしょの人気コーナー「なんだっけ?」。ちょっととぼけたキャラクター「なにくん」の勘違いと、だいすけお兄さん、あつこお姉さんの掛け合いが楽しいコーナーですね。
華麗なノリツッコミの後に「ダダーン」の音に合わせて披露される変顔は毎回秀逸。子供はもちろんママたちも「これは...!」と笑ってしまったこともあるのではないでしょうか。
かっこよかった!
ファミリーコンサートではだいすけお兄さんの生歌唱を聞くことができます。さすが音大卒業、劇団四季元団員。舞台で聴く歌声はまた格別なのでしょうね。
そして爽やかな笑顔をいつも振りまいてくれるだいすけお兄さん。家族で行ってもついだいすけお兄さんに釘付けになってしまっているママ、たくさんいそうです。
かぞえてんぐ大好き!
こちらも大人気コーナー「かぞえてんぐ」。だいすけお兄さん演じる「数が大好き」なてんぐと、チョロミーの掛け合いが楽しめるコーナーです。ユーモアたっぷりの話し方につい笑ってしまいますよね。
子供相手というだけではなく、とにかく本気で面白さを追求している様子が感じられるだいすけお兄さん。本当にこのお仕事が好きなんだな...としみじみ見てしまうこともあります。楽しいコーナーですね!
子供に対する対応がすばらしい
小さいころからの夢だった「うたのお兄さん」。画面の中に映るだいすけお兄さんはいつでも笑顔ですよね。目が合った子供にはいつも笑いかけていて、最後の体操のあとの歌では、なかなかみんなの輪に入れない子にも優しく手を差し伸べている様子もよく見られていました。
子供たちに楽しんでほしい、歌を好きになってほしいという気持ちが本当に強かったのだと思います。最高の「うたのお兄さん」でしたね。
ありがとう!だいすけお兄さん
だいすけお兄さんの素晴らしさは、歌やダンスはもちろん、子供たちへの温かい対応でした。いつでも全力投球で、かぞえてんぐは「こんなにやってもいいの?」と思うほどの勢いで演じられていて、見ているママも笑い、元気をもらったのではないでしょうか。
高校生の頃からの「一人でも多くの子どもが歌を好きになってほしい」という目標は、見事に達成されましたね。卒業後はだいすけお兄さんの次の夢に向かって、がんばってほしいと思います。
だいすけお兄さん、本当にお疲れさまでした!あと1ヶ月半の放送も、楽しみに観ていきたいですね。