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監修:清水なほみ

【医療監修】妊娠後期、痔になったときの対処法。便秘とのダブルパンチに悩む方も必見

妊娠後期は、出産への期待と不安が入り混じるとき。わが子との対面は待ち遠しい一方、特有の不調に悩まされる時期でもあります。特に痔(じ)は代表的なトラブルですが、気恥ずかしく感じ、健診で言い出せない方もいるでしょう。この記事では、妊娠後期にみられる痔の原因と、不快な症状を少しでも楽にするための対処法をお伝えします。

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PIXTA

座るのも困難…、妊娠後期の痔がつらい

妊娠後期はおなかが一段と大きくなり、日常生活でも「動きにくい」と感じることが増えるでしょう。座ったり横になったりする時間が長くなる方もいると思いますが、そのようなときに痔(じ)の症状がでると大変。

ママリにも、痔に関する以下のような声が投稿されています。

妊娠後期に持病だったじを悪化させました。
どの体勢で寝てもいたくて、指で押し込めるサイズではなくなりました。
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後期に入り便を出しおわりそこから二日間痛みが取れず座るのも困難でこれはおかしいと思い鏡で見てみるとなんといぼ痔になってました(>_>)」
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もともとあった痔が悪化する人もいれば、初めて痔になる人もいるようです。寝ても座っても痛みが続くのは苦痛ですよね。

痔の原因

妊婦 寝る PIXTA

妊婦の場合、血液がおなかに集まり、肛門まわりの血行が悪くなりやすい状態です。また、大きくなった子宮により静脈が圧迫され、下半身がうっ血するのも痔の原因になります。

さらに、しつこい便秘も痔につながります。便が出ないこと自体が痔を引き起こすわけではなく、便が出にくいために長時間あるいは強くいきむと、肛門周囲の血管に圧力がかかってうっ血を悪化させてしまったり、便が硬すぎて肛門を通過する時に周囲が切れたりしやすくなるからです。

妊娠中は運動不足になりやすく、黄体ホルモンの分泌も影響して便秘になりやすい状態です。いつのまにか排便回数が減ったという方もいるでしょう。そのまま便秘を放置すると、さらに便が硬く出にくくなり、痔の原因になるかもしれません。

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記事の監修

ポートサイド女性総合クリニック〜ビバリータ〜 院長

清水なほみ

通常の婦人科診療のみならず、最新の脳科学×心理学×医学を統合的に駆使した診療を行う婦人科医。日本で100名しか習得者がいない、トランスフォーメーショナルコーチのテクニックを学び、診療の現場においても、3年間で延べ6000人の患者に同テクニックを用いて診療を行っている。
中学時代のいじめや研修医時代のうつ経験から、「病は気から」を科学的に解明するための研鑽を積む。何気ない会話の中で患者に気付きを与え、片頭痛やイライラをあっさり「忘れさせる」診療には定評がある。5分で病気の「本当の原因」を見抜くため、患者からは「先生は占い師ですか!」と驚かれる。

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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